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» 2007年04月02日 11時27分 UPDATE

3分LifeHacking:「俺にもしもの事があったら」を自動化する

個人のPCのHDDには、見られたくないプライベートなデータが詰まっている。もしもの場合にこうしたファイルを自動的に削除してくれるのが「誉」だ。

[kizuki,ITmedia]

 個人のPCには、他人に見られたくないプライベートなデータがHDDの中にたくさん詰まっている。「俺にもしもの事があったら、これをまとめて消してほしい」──会話の中でのこうした軽口は、縁起でもない話ではあるが、あながち冗談ではないのである。

st_ho01.jpg 「誉」。なかなかイカすネーミングだと感じるのは筆者だけではあるまい

 もっとも身近な友人がこうした依頼を引き受けてくれたとしても、きちんと履行されることが保障されるわけではない。それ以前に、いくら友人とはいっても問題のデータを見られてしまうことに抵抗がある人もいるだろう。できれば自分1人でなんとか処理してしまいたいものだ。

 こうした場合に、プライバシーを保護(?)してくれるソフトが「誉」だ。本ソフトはスタートアップに常駐し、PC起動時に前回の起動から一定期間(7日以上)が経過していれば、指定のファイルをまるごと削除してくれる機能を持っている。しかも単にゴミ箱に放り込むだけではなく、ゴミ箱からも削除してくれるという徹底ぶりだ。

 つまり、PCを毎日起動している限り、削除処理が実行されることはない。前回のPC起動から最低7日のブランクがあった場合に限り、この「削除処理」が発動され、指定のファイルが消されるという仕組みである。これにより本人のプライバシーは誰にも知られることなく、抹消されるというわけだ。

st_ho02.jpg 設定画面。もしもの時に削除したいファイルを指定する。作動までの日数は7日以上で指定する
st_ho03.jpg 指定したファイルが収められたフォルダ
st_ho04.jpg 1週間空けてからPCを起動してみた。きれいさっぱり削除されている

 主に個人のプライベートを守るためのソフトではあるが、使い方次第で業務にも応用できる。例えば共有PCなどで、しばらくPCが使われなかった場合に、利用履歴を消してしまうといった使い方だ。工夫すれば、ほかにも便利な使い方がみつかりそうだ。

 ただし、重要なファイルを削除する場合はあまり過信しないほうがいい。ファイルの存在が把握されていれば、サルベージソフトで復旧することも不可能ではないからだ。不安な場合は、削除データに上書きして復活できないようにする完全削除ツールを組み合わせると効果的かもしれない。

 現行の仕様で1つ残念なのは、削除対象として指定できるのがファイルのみであり、フォルダを指定できないこと。フォルダを指定できれば、それこそヤバげなファイルを一括削除できたはずなのだが、現状ではファイルを1つずつ指定しなければいけない。受信メールを1つの圧縮ファイルとして保存しているメーラーや、データを圧縮保存するPGP Diskのようなソフトを使っていれば、便利に使えそうだ。このあたりは今後のバージョンアップに期待したい。

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誉 - 名を惜しめ、恥を知るものは強し - 無料 Windows 2000/XP 誉ソフトウェアプロダクツ

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