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» 2007年04月02日 23時24分 UPDATE

MicrosoftのWindows Mobile用ブラウザ「Deepfish」を試す

3月29日公開になったMicrosoftのWindows Mobile用ブラウザ「Deepfish」のテクノロジープレビュー版。さっそくW-ZERO3[es]にインストールしてみた。

[鷹木創,ITmedia]

 Windows Mobile用ブラウザといえば、「Opera」「jigブラウザ」「NetFront」などが有名だ。Microsoftも「Internet Explorer Mobile」を提供している。そのMicrosoftがWindows Mobile用のブラウザ「Deepfish」のテクノロジープレビュー版を公開した(3月29日の記事参照)。

アクティベーションIDはなくさないように

 Deepfishは、Windows Mobile 5.0以上に対応する。Windows Mobile 6を搭載したウィルコムのスマートフォン「W-ZERO3[es]」にさっそくダウンロードしてみた。ちなみに、日本時間の3月29日に公開された「Deepfish」のテクノロジープレビュー版だが、当初想定していたダウンロード数に達したため、現在はダウンロードできない。ただし、登録自体は可能なので、気になる人は登録だけでもしておくといいだろう。

st_df01.jpg Windows Live Labsのダウンロードサイト
st_df02.jpg 必要な項目を入力する。メールアドレスと不正防止のための英数字の入力だけで、ダウンロードページに遷移する
st_df03.jpg ダウンロードページ。PCのActiveSync経由でインストールするMSI形式のファイルか、携帯端末にプログラムを移動させてインストールするCAB形式のファイルを選択しよう。従来の「ActiveSync」とは異なり、Windows Vistaでは「Windows Mobile Device Center」を利用するため、それぞれWindows Vista用ファイルが用意されている

st_df04.jpg ダウンロード可能な状況であれば、Microsoftから16文字のアクティベーションIDがメールで送られてくる。あとで必要になるので、削除しないように
st_df05.jpg W-ZERO3[es]には、PCでダウンロードしたファイルをminiSD経由で移動した。W-ZERO3[es]の「ファイルエクスプローラ」−「マイデバイス」から「miniSD」フォルダにアクセス。DeepfishのCABファイルを展開すると、「マイデバイス」の「Program Files」フォルダにブラウザ本体がインストールされる

st_df07.jpg 利用する前に、16文字のアクティベーションIDを入力する。さきほどのメールに書かれた数字を入力しよう
st_df08.jpg 左のNavigateからHomeを選択すれば、MSN( http://www.msn.com/ )にアクセスする

ブラウジングは、ズーム機能が特徴

st_df09.jpg アクセス中。左下にKbpsを表示。ちなみに実験機の通信速度は最大128Kbps。Deepfishでの表示速度は10Kbps前後だった。サーバ経由なので、端末の機能以外にも通信速度に影響する要素がありそうだ

 Deepfishのブラウジングは、アクセスしたサイトのコンテンツをいったんMicrosoftのサーバで携帯電話で見やすいように変換して表示する仕組み。サイトの画面全体を表示して、クリックしたいところや詳しく知りたいところはズームして利用する。

 W-ZERO3[es]の場合、真ん中の決定ボタンを押すとズームできる範囲をグレーで表示。方向キーでズームの範囲を移動できるほか、左ソフトキーで「Zoom Out」、右ソフトキーで「Zoom In」と拡大・縮小できるのだ。決定ボタンを押してみると、アニメーションでズームする。ズームに合わせて画像やテキストの輪郭がくっきりしてくる。


st_df10.jpg 真ん中の決定ボタンを押すと、ズームできる範囲をグレーで表示
st_df11.jpg 方向キーでズームの範囲を移動できるほか、左ソフトキーで「Zoom Out」、右ソフトキーで「Zoom In」。これは最大の範囲を選らんだ場合
st_df12.jpg 最小の範囲でズームした後。サイトのどのあたりなのか、右上の画像で分かるようになっている。

アクセスできないページがある!?

st_df13.jpg 起動直後にHomeやFavoriteのサイトにアクセスすると、「Validating」と表示される

 Deepfishはまだテクノロジープレビュー版だ。そのためか、Microsoftの国内法人に確認したところ、現時点ではFlashやJavaScriptを使ったコンテンツは利用できないほか、動画や音楽のファイルも再生できない。つまり、Ajaxを活用したWindows Liveのログイン画面やGoogleカレンダーなどのオンラインサービス、YouTubeなどの動画共有サイトなどは利用できないわけだ。

 さらに、Deepfishを起動した直後、アドレスバーにURLを直接入力すると、エラーが表示されてアクセスできないことがあった。Deepfishの「menu」の「Activate」を行っても同様だ。編集部で確認した限りでは、ブラウザの起動直後、Home(初期設定はMSN)にアクセスするか、Favoriteに登録したサイトに一度アクセスすると、ほかのサイトにもアクセスできるようになった。HomeやFavoriteのサイトにアクセスすると画面左下に「Validating」と表示されることから、何らかの確認を行っているようだ。


 Microsoftによれば、今回のテクノロジープレビュー版はユーザーの意見を知るためのもので、製品版だけでなくα版やβ版の提供時期も未定だという。まだまだ完成度は低いDeepfishだが、ズーム機能など意欲的な部分もある。今後の動向に期待したい。

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