第2回 リラクゼーションのテクニック──身体・感情・感覚リラクゼーションの7種の技法(1/4 ページ)

心と身体をリラックスさせるリラクゼーションの技法を7つの切り口から紹介。どれも、気軽に始められるリラクゼーション法です。まずは、自分に合っているものから選び出してやってみよう。

» 2007年04月09日 16時55分 公開
[平本相武(構成:房野麻子),ITmedia]

リラクゼーションの技法
  連載タイトル
1 ストレスとは何か? を知る
2 リラクゼーションのテクニック──身体・感情・感覚
3 リラクゼーションのテクニック──呼吸、言葉、飲食、対人

 第1回では「ストレスとは何なのか」を知りました。第2回からは、ストレス状態からリラックス状態へ移行するための、リラクゼーションのテクニックを7つの切り口から紹介します。このタイプ分けは便宜上のもので、本来は重なり合うものです。

  1. 身体:身体を動かす・ほぐす・ゆるめる
  2. 感情:感情を表す、感情に浸る
  3. 感覚:五感を満たす、イメージに入る
  4. 呼吸:さまざまな呼吸法
  5. 言葉:アファメーション、文字にする
  6. 対人/対物/対生き物:人と会う/話す、人を思い出す、動植物と接する
  7. 飲食:食べる、飲む

身体を動かしてリラックスする

 1つ目は身体を使う系統です。身体を動かしたり、ほぐしたりするとリラックスします。体操が手軽ですが、最近ではホットヨガも流行っていますね。ホットヨガとは、低温サウナのようなところでヨガをするもので、よく汗をかき、毒素も出やすいといわれています。また、身体を伸ばすのでストレッチの効果もあります。ピラティスもそうですが、最近の流行のものも含めて選択肢が増えてきましたね。

 マッサージもおなじみで、種類がいろいろありますね。足ツボマッサージのお店がたくさんありますし、全身、頭、顔、手だけのマッサージもあります。駅前にはふらっと寄れるクイックマッサージもありますね。もちろん、まったくしないよりは10分でもやったほうがいいでしょうが、できれば1時間から1時間半くらい、ゆっくり時間をとってマッサージを受けることをお薦めします。個人的にお薦めするのは、足ツボマッサージ。足は第2の心臓を言われているくらいで、足のつぼと身体の部位がつながっているという、かなり科学的な根拠があるそうです。足つぼをほぐすことで、つながっている身体の部位もほぐれてきますし、調子が悪いところもわかります。ぜひ一度試してみてください。

 入浴でリラックス。入浴はお金を出してほかに行かなくてもできます。自分の家のバスタブにお湯をはって、40分くらい湯船に入りましょう。半身浴でもいいです。時間をかけてお風呂に入ると身体の中から温まりますし、汗をかいて新陳代謝が高まります。そしてその後、水分を取りましょう。ピュアな水がいいですね。個人的には水をお薦めします。ただ、飲みたいビールを飲めずにストレスが溜まるというのなら、ビールにしてくださいね(笑)。でも、飲みすぎないように。その加減はアナタしだいです。

 ただ、入浴する際に「リラックスのためにやらなきゃ」と思うことが、最もリラックスになりません。そうならないように、リラックスする方法を工夫してほしいのです。

 私の場合はお風呂で本を読んでいます。1時間お風呂に入るなら、必ず1冊本を読みます。逆に言えば、お風呂に入らないと本を読めない(笑) 昔は、本に書店のカバーを付けて大事にしていたのですが、カバーを付けていると結局読まずに終わってしまうことが度々ありました。本棚に置いておくにも表紙が見えない。

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