スーパーのポリ袋、上手にめくれる? 開けられる?みんなのLifeHack

スーパーなどで生ものなどを包むのに便利なポリ袋。だけど、袋同士がくっついてうまくめくれなかったりする。そんなポリ袋にアイデア商品があるのだ。

» 2007年05月09日 23時19分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 スーパーのレジで買い物を済ませたあと、ポリ袋に生ものなどを包むことがある。ところが、このポリ袋、袋同士がくっついて上手くめくれないことも少なくない。以前、Biz.IDでも「どうしたらいいだろうか?」とアイデアを募ったこともある(2006年11月の記事参照)。

ポリ袋の上手なめくり方

 はてなブックマークには、「スーパーの袋詰め場所には必ずといってよいほど濡れ布巾があるので、それで指先を湿らせてめくればよいと思うのだけれど」とあった。確かにレジ奥の場所には、濡れ布巾や水に浸したスポンジが置いてある。なるほど、アレは指を湿らせるためにあるのか。

 でも、大勢の客が触っている布巾やスポンジはちょっと汚らしい。トラックバックをいただいたブログ「Spiro」はそうした布巾やスポンジは利用せず「いつも冷蔵品のまわりにつく水滴で指を湿らせて開けている」という。ただし、毎日冷蔵・冷凍食品を買うわけではないから「コンスタントに使える技とは言いにくい」とも認めている。

 そんな時「手っ取り早いのは輪ゴム。どこかの指先(第一関節にひっかかるあたり)に巻いて、その指と親指をすり合わせて開ける動作をする。経験上では薬指に巻くと邪魔になりにくく、比較的開けやすい(が、ちょっときつい。血が止まる)。輪ゴムがビニールを巻き込んでくれるので、親指には何もつけていなくても簡単に開いてくれる」のだそうだ。これは便利そうである。

ゴムを巻いてすり合わせてみる
確かに簡単に開いてくれる

 せっかくなので、国内ポリ袋メーカーで組織している日本ポリオレフィンフィルム工業組合にも聞いてみた。答えは「手を湿らすこと」と「ポリ袋同士をすり合わせるように、もむこと」だという。結局、はてなブックマークやブログの回答を裏付ける結果になったわけだ。

「アイリップロール」って知ってる?

 そんな時、Biz.ID編集部に1通のメールが届いた(メールフォームはこちら)。大阪府豊中市の伊藤通朗さんからのこのメールには、「ロール型ポリ袋は上下が分かりづらく、開口させにくいという不便や不快を感じておられる方々が多いと思います。アイリップロールは誰にでも開口部が一目で分かり、簡単に開封できるユニバーサルデザインを取り入れた連結型ポリ袋です」とあった。で、その「アイリップロール」って一体どんなポリ袋なんですか?

 さっそく取り寄せたところ、このアイリップロールは、袋の開口部(上部)に凸を、下部に凹をデザインしたポリ袋だった。凹凸があるおかげで上下を迷うこともなく、凸部をつまめば簡単に開けられるのが特徴だ。また、包んだものも凹部から切れば簡単に取り出せる。

アイリップロール
開口部。凸部をつまめば簡単に開けられる
下部。切れ込むように凹部がデザインされているため、切ることは簡単だが、「袋の強度自体はそれほど減少していない」(伊藤さん)という


 ブログ「Spiro」でも指摘している通り、もちろん「一番いいのはビニール袋を使わず、エコバックや新聞紙を持参して使うこと」。だけど、どうせ同じだけの資源を消費するのなら、不便なことより便利なほうが良いに決まっている。ぜひ、うちの近所のスーパーでも採用してほしい――と不器用な筆者は思うのであった。

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