PCが動かなくなったときどうする?3分LifeHacking

PCの調子がおかしいときに、どうするか。シマンテックが行った調査の結果をもとに、どんな手順でトラブルに対応していけばいいのかを考える。

» 2007年06月28日 12時19分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 どうもPCの調子がおかしいぞ!?……。PCにトラブルが起こったとき、どうするか。シマンテックが行った調査から、対処法のヒントを考えてみよう。

1位──[Ctrl]+[Alt]+[Del]を押す

 1位は言わずと知れた[Ctrl]+[Alt]+[Del]。Windows XPの時代に、[Ctrl]+[Alt]+[Del]を押した後、どうすればいいのか不明だが、何はともあれコレだ。調査によると72.9%が、困ったときは[Ctrl]+[Alt]+[Del]と答えている。初心者でも59.2%がこうしており、かなり普及した方法といえそうだ。

 特にマウスポインタが消えてしまったとか、キーの反応がないといったときに、神にでもすがる気持ちで押してみる。うまく反応したら、3位の「タスクマネージャ」に進もう。

2位──電源を切る/コンセントを抜く

 [Ctrl]+[Alt]+[Del]を押してダメなら、潔く電源を切る。2位にして、早くも最期の手段が登場だ。52%がPCトラブル対処法として挙げている。

 ちなみにPC上級者の45.4%がこの方法を挙げているのに対し、初心者は58.7%。いずれにしても、この数字を高いと見るか低いと見るか。昔に比べて“いきなり電源を切る”ことのハードルは低くなったようにも思う。

3位──「タスクマネージャ」でソフトを強制終了する

 3位の「タスクマネージャ」の使い方には、初心者と上級者で大きな違いがあった。いざというときにタスクマネージャを思いつく初心者は21.1%。上級者は73.8%が、これを挙げている。

 ちなみにタスクマネージャの「アプリケーション」タブで「タスクの終了」を押してもアプリケーションが終了しない場合、「プロセス」タブから「プロセスの終了」をしてあげると、問題のあるアプリケーションが止まることも多い。アプリケーションタブでアプリケーションのタスクを右クリックして「プロセスの表示」を選べば、どのプロセスを止めればいいか分かる。

タスクマネージャを開いて「タスクの終了」を選ぶ。それでもダメなら「プロセスの表示」を選択して、プロセスを強制終了してみよう

プロセスを終了。怪しそうなプロセスをどんどん止めていっても、あとから再起動すればたいていは大丈夫

 プロセスの強制終了はあまりいいことではないが、電源をいきなり切るよりはPCに優しいだろう。

4位──しばらくPCを放置して様子を見る

 33.1%が回答。この方法は案外あなどれない。ノートPCなどスペックが弱いPCで調子が悪くなったら、しばらく放っておくのも手だ。

 まずHDDのアクセスランプが光りっぱなしになっていないか確認する。続いてタスクマネージャを起動して、CPUの負荷が100%に達していないかチェックする。こうした症状が起こっているなら、何かのソフトが一所懸命動いているせいでPCの反応がおかしくなっている場合がある。裏側でMicrosoft Updateが自動的に動いているとか。

 しばらく待っても戻らないなら、CPU負荷が高かったり、HDDへのアクセスを続けているタスク(またはプロセス)を強制終了してしまおう。

5位──何度もクリックを繰り返す

 このあたりから、ユーザーの対処法がだんだん感情的になってくる。といっても気持ちはよく分かる。クリックしまくっても何も起きなかったのに、10秒ほど遅れて、一気にその作業が実行され、画面が切り替わりまくる……という経験は、筆者もたびたび。

6位──[Enter]や[ESC]など1つのボタンを連打する

 とりあえず叩きまくるのである。たぶん何も起こらないか、さらに状況は悪化する。それでも10.6%が、こんな反応を起こす。

7位──独り言が増える

 ボタン連打やクリック連発と組み合わせると効果が上がる。ストレスの解消のほか、「オレのPCは調子が悪いので、仕事が進まないのは、オレのせいじゃなくて、PCのせいだ」と周りにアピールするのにも効果があり。9.8%。

8位──他人にあたる/グチを言う

 こちらも同様か。気持ちはよく分かる。3.7%。

9位──PCの使用を控える

 思った通りいかないので、引きこもる。こうしてデジタルデバイドが増えていく。3.1%。

10位──PCを叩く

 テレビ以上に、PCは叩いて直るものじゃない──と思いがちだが、筆者の経験では、案外直ることもあるので不思議だ。たたし、本当に直す気で叩くなら本体を。キーボードを叩けばストレス発散になる。2%。

11位──メーカーのサポート担当者にクレームを言う

 サポート担当者の辛さがよく分かる回答。「調子が悪い」→「サポートに電話」は、家電製品では当たり前の行動だが、PCの場合はわずかに1.8%。というのも、「どうせ電話しても、『ではリカバリーディスクを用意して……』となる」のがお互いに分かっているからか。ここで「オレのデータが全部消えちゃうじゃないか!」という叫びが通じないのも暗黙の了解。

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