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» 2007年08月08日 21時33分 UPDATE

3分LifeHacking:漢字・ひらがな・カタカナで「名前」を書き分ける

漢字・ひらがな・カタカナ──3つの文字種を使える日本語は便利な言語である。上手に使えばビジネスでのコミュニケーションスキルも向上する。今回は「名前」の書き分けを考えてみよう。

[鷹木創,ITmedia]

 日本語は便利だ。何が便利かというと、漢字とひらがなとカタカナが混在できるからだ。漢字は表意文字だから、見ただけである程度の意味が分かるし、文字数を少なくすることもできる。ひらがなを使えば、難しい漢字の読み仮名にもなるし、うまく使えば優しい感じも醸し出せる。さらに外来語に対してはカタカナが最強である。なんでもカタカナにしておけば、まず間違いはない。

 さて、ビジネスでの利用はどうなっているだろうか。例えば、電話でやり取りした後に、メールを出すシーン。先方の名前を書くことを考えてみよう。

 もし名前も確認したし、漢字も分かるなら、漢字で「吉岡様」と書けばいい。問題ない。ただし電話の場合、良くあるのが名前の漢字を確認し忘れてしまうケースだ。それでも「吉岡」などあまり間違えようがない名前のときは問題ない。筆者の名字(鷹木)の場合、事前に確認がないと、ほぼ間違いなく「高木」と来る。もう慣れっこだし、ここで「鷹木ですから!」などとオトナ気なく騒いだりはしないが、先方からひどく恐縮されてしまい、返ってこちらが「高木でいいですよ……」と返答してしまいそうになるほどである。

 というわけで、もし先方の漢字を確認し忘れてしまった場合は、カタカナで送信するといいだろう。「ヨシオカさま、先ほどはお電話でのご対応、ありがとうございました」などと送るわけだ。

 メールの送り手のアイデアとしては、難しい漢字の名前だったらメールの署名にひらがなで振り仮名を付記するのもポイントが高い。筆者であれば、「鷹木創(たかき・そう)」というように記載する。もし短い名前だったり、氏名を混同させやすい名前だったりしたら、氏名の間に「・(中黒)」を入れて、氏名の区別をハッキリさせるのも工夫だ。こうすれば名前については、読み間違えもグッと減らせるはずである。

 読み手のことを考えると、ひらがなは2つの点で有効だ。まず柔らかいニュアンスを伝えられること。次いで少々細かいが、変換キーを押すひと手間を省略できること──だ。そう考えると、社内へのメールや知人宛のメールの場合、もう少しひらがなを活用してもいい。例えば、やり取りのあったメールに対する返信で、「了解」程度の返信の場合は、ひらがなで名前を書くのはアリだろう。例えば「了解。たかき」とか、もっと砕けた言い方だあれば「それでOKです。よろしくー。たかき」というように打ち込むのである。

 ここでふと、カタカナの役割を考えてみた。先に述べたように先方の漢字を確認し忘れた際には有効だ。つまり相手の名前をカタカナで書くケースは存在する。一方、自分の名前をカタカナで書くケースはあるだろうか──。

 稀なケースかもしれないが、存在はする。「Business Media 誠」のY編集長は、ITmediaの記者時代になんと17件も「ヨシオカ」という一人称を使っていたのだ。通常、「筆者」「記者」といった一人称を用いる場合が多いITmediaにおいてもカタカナ書きの一人称はレアケースといっていい。

 「『筆者』や『記者』よりも親密な感じを出したくて……。女の子が自分を下の名前で呼ぶのと同じ感覚かもしれません。ただ、私自身はそれほど女の子っぽくなれなくて。だから、名字をカタカナで書いていたんです」(前出のY編集長)

 なるほど、微妙な乙女(?)心でしたか。というわけで、すでにお伝えしている読み手を考えた語尾表現(7月27日の記事参照)や宛名表現(8月3日の記事参照)と合わせて、今回の記事も参考にしてほしい。もちろん、何かご意見があれば、はてなブックマークやトラックバックを通じて教えていただければ幸いだ。

本日のレシピ
文字種 利用シーン 雰囲気
漢字 相手の名前の漢字を確認したケース フォーマル
カタカナ 相手の名前の漢字を確認できなかったケース フォーマル
ひらがな 難読な名前の振り仮名に使うケース
「了解」程度の返事に使うケース
フォーマル
セミフォーマル

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