年末大掃除──キーボードを徹底的に清掃する3分LifeHacking

年末の大掃除で、キーボードを徹底的に分解して清掃する方法をご紹介しよう。

» 2007年12月25日 14時55分 公開
[kizuki,ITmedia]

 2007年も残すところあと1週間、大掃除を挟み、週末からは正月休みに突入する会社が多いことだろう。オフィスの机やロッカーの掃除、書類の整理整頓は当たり前として、内側(HDD内)の整理だけでなく、本体、ディスプレイ、キーボード、マウスなどの“外側”もしっかり磨き上げて、新年に備えたいものだ。

 そこで今回は、最も触れる機会が多く、かつ汚れやすいデバイスであるキーボードの掃除方法を紹介しよう。普通キーボードを掃除するには、ウェットティッシュを用いたり、またはサプライメーカーが発売しているすき間クリーナーを使ったりするのが一般的だ。ダストブロアーを用い、ホコリを吹き飛ばすといった方法も比較的ポピュラーといえる。

 しかしキーボードは、ほかのデバイスや周辺機器と違ってスキ間が多く、ウェットティッシュで無造作に拭くと、逆にホコリやゴミを奥に押し込んでしまう危険性がある。むしろここは多少手間がかかっても、すべてのキートップを取り外して、内部までキレイにすることを検討したいものだ。年に1度の大掃除、それくらいの手間はかけてもムダではないはずだ。

 ただし、キートップを外すといきなり基板が露出するタイプのキーボードも存在する。水をかけないように気をつけたい。例えば、キートップを引き抜いたら、みかんの網などに入れて水洗いすると、紛失も防げるのでオススメだ。

 なお、キートップを外して掃除したあと、外したキーを戻そうとした際、位置がどこだったか分からなくなることがある。キーレイアウトをデジカメで写真に撮っておいたり、あるいはキーボードの盤面をコピー機で複写しておけば、万一の場合に役に立つ。

ShopUで購入したキートップ引き抜き工具。ポピュラーなのは金属製タイプだが、基本的に引き抜く仕組みは同一

 キートップの取り外しは、慣れると素手でも行えるようになるが、不慣れなうちは専用工具を使うのが便利だ。今回紹介する「キートップ引き抜き工具」を利用すれば、初心者でも簡単にキーを取り外すことができる。外したキートップは1つずつウェットティッシュで拭く。機種によってはまるごと水洗いすることも可能なので、ケースバイケースで対応したい。

 キートップが取り払われたベースの部分は、エアーブロアーでホコリを吹き飛ばしてしまうとよい。ホコリが詰まっている場合は綿棒などで丁寧に取り除くことをオススメする。一連の作業が終わったら、キートップを再度はめ込んで完成だ。ちなみにノートPCのパンタグラフキーボードをはじめ、上記の引き抜き工具では対応できないキーボードもあるにはあるので注意したい。

キーを挟み、垂直方向に引き抜く。なお、パンタグラフキーなどでは抜き方が異なる場合もあるので要注意
引き抜き工具でつかんだキートップ。左右のツメがキートップを的確につかまえていることが分かる

F9〜12キーを取り外したところ。ゴミだらけで、お世辞にもキレイとは言い難い
基本となるのはダストブロアー。エアダスターとも呼ばれ、高圧空気を噴出してゴミやホコリを吹き飛ばすグッズだ

ダストブロアーだけでは効かないガンコな汚れ類は、綿棒などで丹念に清掃する
取り外した[F9]〜[F12]キー。水洗いしても問題ないだろう。終わったら水分をふき取り、元の位置に戻して完了だ

本日のレシピ
製品名 実売価格 発売元
キートップ引き抜き工具 252円 ShopU

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