Suica、PASMOを使って交通費精算を簡単にする方法の続編をお届けする。前回は最後の一歩に難があったが、これでその問題も解消だ。
サラリーマンにとって月末は憂鬱な時期。なぜかって? それは交通費精算をしなくてはならないからだ。筆者のような記者や、外回りが多い営業マンのように外を出歩く職種の場合、特に出張がなくても1カ月の交通費が1万円に達することもしばしば。しかも、190円とか210円とかの積み重ねでだ。
「こんな小銭のために何時間も使うのはもったいない!」と精算をあきらめてしまわないこと。実はけっこう簡単に精算を済ませる方法がある。まずは、ちょうど1年前に掲載した「Suica、PASMOで交通費精算を簡単にする」を読んでほしい。
ここでは、SuicaやPASMOに記録されている利用履歴から、乗車駅、降車駅、残高をデータとして取り出す方法を解説した。ところが経費精算に使うには1つ問題があった。あくまで残高の表示なので、利用金額を導くにはExcelなどで計算する必要があったのだ。
ところが、これを解消してくれるサービスが登場している。「tosshi」氏が作成したGoogleガジェット、「Suica 利用履歴から運賃を算出」だ。iGoogleなどに追加して使う。
これを使うと、SuicaやPASMOの利用履歴をコピー、ペーストするだけで、経費精算で使うような、
のフォーマットに変換してくれる。Suicaなどでモノを買った場合は「物販」と記述されるので、私用での買い物を見分けるのも簡単だ。しかも、ガジェットのタイトル部分にはリンクが張られており、ここを押すと「モバイルSuica>会員メニュー」へとジャンプできる(しかしモバイルSuica会員メニューは、どうしてFirefoxに対応しないのだろう)。
経費精算のような、煩雑な手作業こそ、こうしてコンピュータに任せてしまいたい。そのいい例だといえるだろう。
サービス名 | 提供元 | URL |
---|---|---|
Suica 利用履歴から運賃を算出 | tosshi氏 | http://www.google.co.jp/ig/directory?hl=ja&url=gadget.tilfin.net/suicahistory.xml |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.