AOSテクノロジーズは、データを消去するソフト「ターミネータ」の最新版、「ターミネータ8.0」シリーズを発売する。用意するのは完全消去タイプ、選択消去タイプ、両タイプのセット版の全3種。PCの廃棄や売却時などのデータ漏えいを、より確実に防ぐことが可能になったという。
AOSテクノロジーズは5月30日、PCの廃棄や売却、譲渡時などにデータ漏えいを防ぐ、データ抹消ソフト「ターミネータ8.0」シリーズを発売する。OSを含むHDD内を消去する「ターミネータ8.0データ完全抹消」、OSは消去せず、不要なファイルや空き容量を選んで消去する「ターミネータ8.0データ選択抹消」、これらがセットになった「ターミネータ8.0特別抹消セット版」の全3種用意する。Windows95/98/Me/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008のほかMS-DOSもサポート。Linuxにも対応する。
− | 完全抹消 | 選択抹消 | 特別抹消セット版 |
---|---|---|---|
パッケージ版 | あり 8190円(通販特価6962円) |
あり 8190円(通販特価6962円) |
あり 1万290円(通販特価8747円 |
ダウンロード版 | あり 6552円(通販特価6143円) |
あり 6552円(通販特価6143円) |
なし |
「ターミネータ」シリーズはPC環境にもよるが、処理スピードは1Gバイトあたり最速約30秒。100GバイトのHDDも50分で消去できる。消去作業中にCDを取り出せるため、同時に複数台のPCデータを消去できる。また、OSが動かなくてもCDやFDDから起動して消去可能だ。138Gバイト以上の大容量HDDでも使える。さらにUSBのほか、SATA、IEEE1394などさまざまなインタフェースで接続したHDDを消去できる。
最新版の「ターミネータ8.0」の「完全抹消」では、CD起動した際、以前はうまく認識できなかったHDDでも認識できるようになった。「選択抹消」では、タイマーで自動消去できる機能が追加。Web閲覧履歴やプログラムの使用履歴、最近使ったファイルを消去可能になった。さらに従来のOutlookに加え、前バージョンの「ターミネータ2007」までは消去できなかったOutlook Expressのメールメッセージも消せるようになった。
抹消方式は、ゼロ値でデータを1回上書きするレベル1から、米国国防総省も採用している乱数値など13回上書きをするレベル7、36回上書きをするレベル8までの全8方式を選べるようになっている。
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