フェンリルがSleipnirとGraniの最新バージョン 脆弱性を修正

フェンリルは、Webブラウザの最新バージョン「Grani 3.2」と、「Sleipnir2.7.2」の配布を開始した。安定性や動作速度が向上し、セキュリティの脆弱性も修正した。

» 2008年06月04日 18時09分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 フェンリルは6月4日、同社が公開するWebブラウザの最新バージョン「Grani 3.2」と、「Sleipnir2.7.2」の配布を開始した。安定性や動作速度が向上し、セキュリティの脆弱性も修正した。

Grani 3.2のスクリーンショット(左)と、新スキン「Kantele」デザインのSleipnir 2.7.2

 Graniは今回のバージョンアップで、起動時のファイルアクセス数を削減し、画像のキャッシュを実装したことなどにより、動作速度が高速化した。また、GraniとSleipnirには、お気に入り検索したときの検索結果ページを履歴から開いた際に、任意のスクリプトが実行される脆弱性があったが、この問題を修正した。

 同時に、梅雨をイメージしたSleipnir用スキン「Kantele」も公開している。Kanteleは、フェンリルの公式ブログ上で実施したデザインアンケートにより、ユーザーの意見を取り入れて制作した。

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