明日の仕事を楽にするには?【問題編】シゴトハック研究所

翌日の準備や段取りをやってから帰るウィリアムくんは、結局帰りが遅くなってしまいます。マサヨシ課長が伝える「翌日の仕込み術」とは?

» 2008年06月12日 13時29分 公開
[大橋悦夫,ITmedia]
    マンガ:ふじたきりん(過去のマンガ)

 効率を上げるための先送り術と時間の繰り越し術を身につけたウィリアム。人一倍責任感の強いウィリアムにとって残された課題は翌日の仕込み術。2週間の米国出張から帰ってきたマサヨシ課長が、久々のチームミーティングを招集します。

マサヨシ課長 おはよう。2週間ぶりだけど、みんな元気にしてたかな?

タカフミ君 何といってもウィリアムが大活躍でしたよ。

ウィリアム いやぁ、それほどでも……。

ヒロシ主任 課題は長時間労働だよね。

ウィリアム ええ。

マサヨシ課長 ん? どういうことかね?

タカフミ君 ウィリアムは責任感が強いんで、毎日のように終電間際までがんばってるんですよ。

ウィリアム 先週はノリオ課長にアドバイスをいただいたおかげで、早く帰れる日も出てきてるんですけどね。

マサヨシ課長 そうか。まぁ改善しつつあるならいいではないか。

ウィリアム 課長、それで1つご相談があります。ノリオ課長からは「パターン化によるスピードアップのコツ」と「先送りによる効率アップのコツ」を教えていただいて、毎日少しずつ「ベターな私」になっているのを実感してるんですけど……。

マサヨシ課長 まだ課題がある、と。

ウィリアム はい。早く帰れそうな日があっても、そのまま帰るのが不安なんです。翌日の準備とか段取りをやっておかないと気がかりで。

マサヨシ課長 つまり、翌日の段取りに時間を取られて結局残業してしまうわけか。

ウィリアム そうなんです。

マサヨシ課長 よし、じゃぁ今日はみんなで飲みに行くか!

ヒロシ主任 やった! 夜ミーティングだ!

ウィリアム えー! 明日の段取りができないじゃないですか。

マサヨシ課長 ウム。だからこそ飲みに行くんだ。店に着いたら「翌日の仕込み術」のレクチャーを始めよう。

筆者:大橋悦夫

1974年、東京生まれ。ブログ「シゴタノ!仕事を楽しくする研究日誌」主宰。学生時代よりビジネス書を読みあさり、システム手帳の使い方やスケジュール管理の方法、情報整理のノウハウなどの仕事術を実践を通して研究。その後、ソフトウェアエンジニア、テクニカルライター、専門学校講師などを経て、現在は仕事のスピードアップ・効率アップのためのセミナーや研修を手がける。デジタリハリウッド講師。著書に『「手帳ブログ」のススメ』(翔泳社)『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』『チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術』『そろそろ本気で継続力をモノにする!』、近著に『Life Hacks PRESS vol.2』『LIVE HACKS! 今を大切にして成果を5倍にする「時間畑の法則」』がある。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ