スピーカーにもなるクレードル付属 三洋のラジオ機能付きICレコーダー仕事耕具

三洋電機は、microSDカードスロットを搭載したラジオ機能付きICレコーダー「ICR-RS110MF」を発売する。ステレオスピーカーを搭載したマルチクレードルが付属し、デスクトップオーディオとしても利用可能だ。

» 2008年11月11日 21時44分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 三洋電機は、ICレコーダー「DIPLY TALK」シリーズとして、microSDカードスロットを搭載したラジオ機能付きモデル「ICR-RS110MF」を11月21日に発売する。オープンプライスだが、店頭価格は3万円前後になる見込み。Windows Vista/XP/2000に対応する。


 ICR-RS110MFは、ラジオの受信、録音、再生が可能なICレコーダー。付属するマルチクレードルはステレオスピーカーを搭載しており、ICレコーダー本体を設置すればデスクトップオーディオとして利用できる。また、付属する三洋電機の充電池「eneloop」の充電や、AMループアンテナによるラジオ受信などが可能だ。

 本体のみでもラジオ受信できるが、三洋電機の横田十久雄部長(DI商品部)によれば、「ラジオ機能付きのICレコーダーは、AMラジオと相性が悪い」。これは、AMラジオの感度を上げると録音中にノイズが入ってしまうため。クレードルに接続して外部アンテナからラジオ受信することで、このノイズを低減できるという。

 ラジオ機能は、曜日と時間を指定した予約録音や、ラジオの時報情報を受信して時間のずれを自動修正する機能などを搭載した。

microSDカードスロットを搭載し、PCM録音にも対応

 本体にはメモリを内蔵しておらず、SDHC対応のmicroSDカードスロットを搭載。容量2GバイトのmicroSDカードが付属する。同梱するケーブルでPCに接続すれば、マスストレージとしても利用できる。

 録音フォーマットは、MP3形式に加えて、音楽録音に適したリニアPCM形式に対応。リニアPCMでは、サンプリング周波数が16ビット/44.1kHz、ビットレートが1411kbps、最高2万1000Hzの周波数特性を持つオーディオCDレベルで録音できる。WMA形式には再生のみ対応している。

 このほか、プロジェクタやエアコンのノイズを低減し、会議録音などに効果的なローカットフィルタや、録音レベルのマニュアル調整機能も搭載した。削除したファイルをいったんゴミ箱に入れて、ゴミ箱から削除すると完全に消去する機能も備えており、1度は誤って消去したファイルも復活できる。

 電源に単三形電池1本を使用し、eneloop使用時の電池持続時間は64kbpsのMP3形式で約43時間30分(録音/再生時ともに同じ)。44.1kHzのPCM形式で、録音時が約19時間30分、再生時が約20時間となっている。

 サイズは約50×約18×約114ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは約92グラム(電池含む)。クレードルの重さは約620グラム。入出力端子はイヤフォン端子(ステレオミニジャック)、USB端子(miniB)、microSDカードスロット端子、外部ステレオマイク端子(ステレオミニジャック、プラグインパワー、ライン入力端子兼用)を各1つずつ備える。

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