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» 2013年04月09日 11時00分 UPDATE

トップ1%の人だけが実践している思考の法則:みるみる値下がりする商品はどう売ればいいか? (1/2)

「あなたの車を買います!」というテレビCMをよく見かけます。なぜ買取専門の中古車ビジネスが成立するのでしょうか?

[永田豊志,Business Media 誠]

 成功する一握りの人々だけが実践する、共通の「思考の法則」を知るには、いったん私たちが常識だと考えてきたルールをリセットする必要があります。そして、彼らの行動や考え方に注目し、そのエッセンスを吸収して、その根底にある思考のサイクルを身に付けることが重要です。

 成功者はみな、次にあげる5つのビジネスプロセスを何度も、高速回転で循環させています。私は、キーワードとなった5つの英単語の頭文字をとって「5Aサイクル」と呼んでいます。

  1. 顧客の抱える問題の「認知」(Awareness)
  2. 問題解決のための従来と異なる「アプローチ」(Approach)
  3. アイデアのスピーディな「実行」(Action)
  4. 仮説と実行結果の差異に対する「分析」(Analysis)
  5. マーケットニーズに合わせた柔軟な「適応」(Adjustment)

 さて、ここで問題です。

【問題】解答例にならって自分なりに考えてみましょう。

中古車店を経営しているあなた。業者オークションで買った車を展示場に並べて売っているが、どうしても売れないものが残る。売れない車は、どんどん値段を下げていかないと売れない。時には逆ザヤになる場合もある。最初から、売れる車だけを仕入れることはできないだろうか?

トップ1%の人


解答例A

  • 人気の車をなるべく仕入れるなどの工夫を。一定期間売れなければ、なるべく早くディスカウントして、不良在庫を持たないように処分すべきだ。

解答例B

  • 確実に取引が成立するのは業者オークション。オークションで販売できるように、逆に、その価格より安く仕入れる方法を考えてはどうか?

中古車は生鮮食料品のように値下がりする

 テレビで「あなたの車を買います!」「バイクを売ってください!」というCMを目にしない日はありませんよね。でも、普通に考えると、中古車は販売しなければビジネスにならないのでは……と思いますよね。なぜ、買取専門が成立するのでしょうか?

 典型的な中古車屋さんをイメージしてみてください。オークションで人気の車を競り落とし、キレイにメンテ、洗車して、展示場に並べる。幸運にも買い手がつけば、売値と仕入れ値の差額が利益として懐に入ります。

 しかし、売れなければ、値段を下げ、プライスカードを派手に演出し、あるいは知り合いに手当たり次第に連絡をして車が欲しくないか聞いてみることになります。下手すると、仕入れ値よりも安い金額で売らなければいけません。これは確かに、売れ残った車の処理方法としては間違いではないかもしれませんが、採算割れになる中古車販売という問題に対して抜本的な解決になりません。

 中古車ビジネスの一番の問題点は、「中古車は生鮮食料品のようなもの」だということです。食料品のように腐るわけではないですが、売るまでの時間がたつほど売るのが難しくなるという特徴があります。ある時間経過すると、販売すらできなくなることもあるでしょう。

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