LINE@のノウハウが分かる100の法則――初の公式本が登場これから始めるLINE@

LINE@は手軽に始められるけど、なかなか効果が得られない――。そんな人にうれしい公式本が登場した。

» 2013年06月28日 10時30分 公開
[上口翔子,Business Media 誠]
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 LINE@を使ってみたいけど、具体的に何をしたらいいのか分からない。いまLINE@を使っているけど「友だち」数がなかなか増えず、運用方法に悩んでいる――こんな課題を抱える人に、とっておきのガイド本が登場した。

 インプレスジャパンは6月28日、『LINE@ 公式ガイド 繁盛店につながる集客・運営 小さなお店の店長・スタッフが実践すべき新・100の法則。』を刊行した。LINE@活用の考え方や事前に準備すべきこと、配信のポイント、データの分析方法、改善のコツなど、効果的に活用するためのノウハウを100の法則にまとめ、紹介している。

 LINE@は、国内4500万人以上が利用する無料通話・メッセージアプリ「LINE」を実店舗が販売促進に活用するサービス。2012年12月に開始し、主に飲食や小売、アパレル、美容などの店舗オーナーから有効な販促ツールとして支持を得ている(参考記事:1対1の関係性が強み、限定裏メニューも――LINE@、ピザチェーン「ナポリス」の活用は)。

 月額5250円から始められ、操作方法もFacebookなど他のSNSと比較すると容易。この手軽さに加えて、アクティブ率が高いLINEユーザーに直接発信できることから、使い方によっては高い費用対効果が得られる。ただ、準備をせずに始めても期待する効果は得にくい。

 筆者は、ソーシャルメディアマーケティングのコンサルティングを手掛けるトライバルメディアハウスの松田かおりさんと植原正太郎さん。今回の出版に当たり、早い時期からLINE@を開設して先行事例を持つ15社を取材。そして、これまで数々のソーシャルメディアマーケティングを支援してきた経験を活かしながら、LINE@活用のためのノウハウを体系化してまとめたのが今回のガイド本となる。

 以下もくじを見てもらうと分かる通り、LINE@導入の準備から継続して効果が得られる運用ノウハウまでを1冊に集約している。事例のインタビュー記事なども時折まぜており、具体例が豊富で分かりやすい。

LINE@公式ガイド本の内容

第1章 LINE@を理解して戦略を立てる法則

第2章 運用する前の準備・設定の法則

第3章 店舗やWebで友だちを獲得する法則

第4章 確実に読まれるメッセージを届ける法則

第5章 お客さまとの継続した関係を作る法則

第6章 売り上げを伸ばすクーポン配信の法則

第7章 データを分析して運用を改善する法則

第8章 お店の力を結集して運用効果を上げる法則


 筆者の松田かおりさんは、「LINE@の運用を検討している方や開設したばかりの方は、この本さえ読めばLINE@の活用のほとんどが理解できる。そして、自力ですぐにでも実践できるような形でまとめた」と話す。

 全て網羅できるにこしたことはないが、ここだけは読んでおくといいポイントを聞くと「第2章のアカウント準備」「第4章の確実に読まれるメッセージを届ける法則」「第6章のクーポン配信のコツ」を挙げた。スムーズな運用開始のためには初期設定が重要で、メッセージやクーポンには発信のコツがあり、それが活用の肝になっているからだという。これを知っているといないとでは、効果にかなり差が出るとしていた。

 もう1人の筆者、植原正太郎さんも「本の中でも触れているが、これまでお店が手軽に販売促進ができるツールは少なかった。。メルマガにしてもチラシにしても業者に発注をするか自前で作るか。TwitterやFacebookは無料で使えるが、やはりソーシャルメディアマーケティングに関する専門知識が必要になる。そういう意味で、例えば小さな店舗を持っている人が現場で運営できる手軽な販売促進ツールはLINE@が初めて。本にはLINE@を活用するに当たって必要な情報をまとめている。本を片手に販売促進してお店の収益につなげていってもらえれば」とコメントをよせた。

松田かおりさんと植原正太郎さん。「LINE@の登場は店舗の販促活動が変わる1つの節目と期待している。2013年12月31日までに申し込めば初期費用と3カ月の月額料金が無料で利用できるし、1度チャレンジしてみて、それでも効果が期待できなければそのときに判断するくらいの気持ちで始めてみてもいいのでは」

 なお、今回紹介したガイド本の出版記念セミナー『LINE@マーケティングセミナー〜あなたのお店を繁盛店にするLINE@活用術!〜』が7月10日に予定されている。タワーレコードとパルコの活用事例なども紹介予定。申し込みは7月1日までなので、気になる人は参加してみてはいかがだろうか。

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