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» 2014年03月05日 10時00分 UPDATE

「格安SIMカード」は仕事に使えるか? 第13回:ネットラジオとPodcast、30分聴くとどれだけ通信量を消費する? (1/2)

ネットでラジオ、というのは今や当たり前のように提供されているサービスだが、格安SIMで楽しむ場合、音声データの通信量が気になる。動画ほど多くはないはずだが、どれほどになるのか、30分番組を聴取してみたところ……。

[小林誠,Business Media 誠]

 月額1000円以下の格安SIMを使って、スマホの機能やサービスを使ってきた本連載もいよいよ最後の1カ月となった。この3月は“うっかり使うと危険な通信量”になりそうなサービスを積極的に使っていく。今回試すのは、インターネットラジオ。仕事にスキルアップに(たまには息抜きに)、そして緊急時にも役立つサービスだ。

 筆者が使っているSIMカードはLTEが使える「U-mobile*d」だ(データ通信量が1Gバイトまでなら税抜き680円/月)。ドコモのXperia Z1に差して利用しているが、今回は通信量だけでなく、音が途切れたりせず、スムーズに聴き続けられるかも重要なポイントとなる。

 今回使うアプリは以下の3本。いずれも無料のアプリだ。

本記事で使用するインターネットラジオ関連アプリ
アプリ名 説明 データサイズ
radiko.jp for Android ラジオアプリとしては定番。「IPサイマルラジオ」と呼ばれる、地上波のラジオを聴けるサービス。現在地を検出し、該当地域で聴取可能な放送局の番組を聴ける。 1.84Mバイト
NHKネットラジオ らじる★らじる NHK公式のインターネットラジオ。日本国内限定で提供されており、地域によって仙台、名古屋、大阪、東京のNHKラジオ第1を聴ける。NHKラジオ第2とNHK FMも聴取可能だ。 5.58Mバイト
ポッドキャストHD Podcastはラジオ番組をはじめ、音声や動画の番組が世界中から提供されているサービスだ。iOS向けと思われがちだが、AndroidでもPodcastを楽しめるアプリはたくさんある。本アプリは日本の番組を数多く聴けるのが特長だ。 1.39Mバイト

 データサイズについては、「らじる★らじる」は5Mバイトを超えるものの、radikoとポッドキャストHDは1Mバイト台。アプリのサイズは比較的小さく、LTE通信でダウンロードしてもよさそうだ。もちろんWi-Fi接続であれば通信量の節約にはなるが、ふと「ラジオを聴いてみたいな」と思ったときに、気軽にGoogle Playで入手できるのはありがたい。

photophotophoto radiko.jp for Android。ラジオを持っていなくても、スマホで聴けるサービスだ(左)。NHKネットラジオ らじる★らじる。NHKのみではあるが、radikoよりも屋内で聴きやすい印象だ(中央)。ポッドキャストHD。AndroidのスマホでもPodcastが楽しめる。日本だけでなく、世界中の番組がカテゴリ別に分かれている(右)

radikoに意外な落とし穴

photo radikoの地域判定。spモードではないので屋内では判定しづらいようだ

 さて、それでは各アプリの通信量をチェックしていこう。

 まずradikoだが、これが意外とやっかいだった。ほとんどの格安SIMカードはドコモの回線を借りて通信をしているが、ドコモのspモードを契約しているわけではないため、基地局データを利用した位置情報の取得が行えないのだ。地域の判定ができなければ、ラジオを聴くことができない。屋内で地域判定を行い、ラジオを聴きたい場合はWi-Fiに接続する必要がある。

 もちろん、屋外に出れば(屋内でも窓際など外に近い場所なら)GPSを使った地域判定が可能だ。なお、この地域判定の操作からトップページの表示までで0.77Mバイトの通信量が発生した。1Mバイト未満とはいえ、わずかな操作でこのデータ消費量はちょっと痛い。

 一方らじる★らじるは、通信さえできれば地域が判断できるようで、アプリを起動するとすぐに放送局を選べる。屋内でも問題はなかった。ポッドキャストHDは、番組をWeb上からダウンロードかストリーミング再生するだけなので、通信圏内であればどこでも使える。

番組選びでも通信量を消費

 radikoとポッドキャストHDは選択できる番組数が多い。番組選びで通信量をどれだけ消費するのだろうか。radikoは聴取できた放送局が13局あったので、ザッピング(それぞれチャンネルを次々と切り替える)をしたところ、データ通信量は6.62Mバイトとなり、ポッドキャストHDでは、3分ほどさまざまなカテゴリの番組一覧を見てみると、通信量は1.77Mバイトとなった。

 単に番組を探しているだけで、1〜6Mバイト程度も消費してしまった。radikoのザッピングの場合、番組を切り替えていくたびに、それぞれの音声を聞くことになるので通信量が増えてしまう。Podcastも番組名を見ているだけで1.77Mバイトも消費してしまうのは痛い。

 これらの結果をふまえると、聴きたい番組は最初から絞っておいたほうがいいだろう。ポッドキャストHDは「ブックマーク」に番組を登録できるので、Wi-Fi接続時にじっくり番組を選んでおくのがオススメだ。

photophoto 東京でradikoを聴いたところ、13の放送局が表示された。それぞれの番組をザッピングしてみた(左)。ポッドキャストHDではビジネスやニュースなどのカテゴリにどんな番組があるのか、3分間チェックした(右)
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