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» 2014年10月09日 14時05分 UPDATE

富士ゼロックスが総労働時間10%削減に成功した理由とは? (1/2)

タブレットなどのスマートデバイスから使える文書管理サービス「DocuWorks Mobile」を11月に投入する富士ゼロックス。同社がモバイル端末配布後に気付いた課題から開発を進めたという。

[Business Media 誠]

 モバイルデバイスやクラウドサービスの活用は、もはや大企業だけではなく中小企業にもすそ野が広がっている。富士ゼロックスが独自に調べたところ、中小企業の76%がスマートデバイスを、33%がクラウドサービスを導入しているという。

 では、単純にスマートフォンやタブレットを導入して、クラウドサービスを使えば業務効率や生産性は改善するのだろうか? 富士ゼロックスの経験でいえば、メリットを享受できる部分があることは間違いないが、すぐに大きな壁にぶつかるのだという。

中小企業向けにタブレットを活用する業務を支援

 日常的な業務は、デジタルであれ紙であれ何らかのデータを取捨選択し、社内プロセスに乗せて処理をする。営業であれば、業務プロセスのアウトプットとして作成した提案書などを客先に持参し、フィードバックを経て再び業務プロセス(再提案や稟議など)へと戻される。このサイクルは、モバイルデバイスやクラウドサービスの活用により、業務環境と客先は密接につながり、ビジネスのスピードが高まっているのが現状だ。

業務環境 業務環境の変化(出典:富士ゼロックス)

 これに対し富士ゼロックスでは、複合機やビジネスプリンターといったデバイスと、IT利活用のためのソリューションサービスを両輪として中小企業の業務支援に注力していく。

 まずは、すでに300万ライセンスを展開中の文書管理サービス「DocuWorks」のスマートデバイス対応だ。11月下旬に「DocuWorks Mobile」(iOS版/Android版、それぞれ4万円/5ユーザーライセンス〜)を発売する。文書の閲覧・編集、クラウドサービスや文書管理サーバとの連携、複合機へのプリントといった機能をすべてタブレット端末から利用できる。

DocuWorks Mobile 大型モニターに映し出された「DocuWorks Mobile」の画面

 例えば、営業訪問時に用意する書類や資料、手書きメモなどすべてをデジタル化し、持参する印刷物はカタログだけにするといった使い方が考えられる。図面や提案書をタブレットで見せ、修正があればその場で編集し、クラウドサーバ経由で本社スタッフともリアルタイムに共有する。あとは上長に電話をかけて承認を得れば商談スピードの向上が図れる。

 ドキュメント共有のためのクラウドサービス「Working Folder」と連携させることで、デジタル化した文書そのものをタブレットにダウンロードさせずに閲覧できる。

モバイルワーク (出典:富士ゼロックス)

 また、スマートデバイスそのものの紛失対策として「モバイルあんしんマネジメントサービス」も11月5日から提供する。管理者Webページからのリモートロックやリモートワイプ(初期化)ができるほか、端末の位置情報の取得も可能だ。価格は初期登録費用が3万円/1契約、月額利用料金がエントリープランで350円/1台、ベーシックプランで500円/1台。NTTドコモ LTE Xi(クロッシィ)に対応したSIMカード単体や端末セットメニューも提供する。

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