連載
» 2015年02月06日 05時00分 UPDATE

捨てる「習慣」:進化したければ、成功体験を捨てよ (1/2)

過去の栄光を捨てられれば、時代や環境の変化にうまく対応できるようになります。

[午堂登紀雄,Business Media 誠]

連載:捨てる「習慣」について

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本連載は、午堂登紀雄著、書籍『1つずつ自分を変えていく 捨てるべき40の「悪い」習慣』(日本実業出版社刊)から一部抜粋、編集しています。

「忙しい」という口グセ、完璧主義、自社基準の評価――あなたには「捨てたほうがいいかも」と思う習慣はいくつあるでしょうか?

時間と経験が積み重なると、自分でも気付かないうちに行動や思考が習慣化していきます。自分が本当は何を欲しがっていて、何がやりたいのかが分からないまま、情報や他人の意見に流されがちになります。

本書では、人生に「悪い影響」をもたらす40の習慣について、「捨て方」と「捨てて得られるもの」を具体的に伝えます。捨てたいと思うものを1つずつ捨てていくことで、あなたの人生は少しずつ前向きな方向に変わります。


成功体験を捨てる

 過去の成功体験を捨てるべき理由は簡単です。時代遅れの発想に縛られると、環境変化に自分を対応させることができなくなるからです。

 酒に酔うと過去の武勇伝を語りだす人など、過去の栄光にすがる人はこのタイプで「そんなに能力あるなら、いま成果を出せよ」という突っ込みが入りそうです。

 以前、こんなことがありました。商品先物取引会社には、かつてトップ営業マンとして君臨し、そのまま社長になったというケースがよく見られます。

 インターネットがなかったかつての顧客開拓はテレアポ営業が主流でしたから、トップ営業マンの実績はテレアポで培ってきたものがほとんど。しかし近年、商品先物取引業界はテレアポが規制されるようになりました。以前から少しずつ厳しくなっており、テレアポ営業はいずれできなくなることは、業界の人間なら誰もが気付いていたことです。

 そこで、いくつかの企業はセミナー営業に切り替え、セミナーに来た顧客に許可をもらって営業する方針に切り替えていました。あるいは先物取引そのものを縮小し、現物のゴールドやプラチナを販売する方向に舵(かじ)を切って生き残りをはかろうとした会社もあります。

 一方、テレアポ営業に固執し続けた会社は、新規開拓の道を閉ざされて打開策が見出せず、廃業したり営業マンの大量解雇や他社に吸収されてしまいました。そうして、10年前と比べ、商品先物会社の7割は消滅していきました。

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