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» 2015年09月03日 08時00分 UPDATE

赤坂8丁目発 スポーツ246:年俸4億円を“持ち逃げ”……松坂大輔に生じる「説明責任」 (1/4)

ソフトバンク・松坂大輔投手が「残念な人」になってしまった。右肩関節の手術が終わると、日本を離れて「ハイ、サヨウナラ」。年俸をもらっている「プロ」なのだから、メディアを通じてファンに説明する責務があるのでは……!?

[臼北信行,ITmedia]

臼北信行(うすきた・のぶゆき)氏のプロフィール:

 国内プロ野球、メジャーリーグを中心に取材活動を続けているスポーツライター。セ・パ各12球団の主力選手や米国で活躍するメジャーリーガーにこれまで何度も「体当たり」でコメントを引き出し、独自ネタを収集することをモットーとしている。

 野球以外にもサッカーや格闘技、アマチュアスポーツを含めさまざまなジャンルのスポーツ取材歴があり、WBC(2006年第1回から2013年第3回まで全大会)やサッカーW杯(1998年・フランス、2002年・日韓共催、2006年・ドイツ)、五輪(2004年アテネ、2008年北京)など数々の国際大会の取材現場へも頻繁に足を運んでいる。


 とうとう「残念な人」になってしまった。ソフトバンク・松坂大輔投手のことである。8月18日に関東地方の病院で右肩内視鏡手術を受け、同26日に退院したことを球団側が発表。手術では右肩関節の「関節唇および腱板クリーニング術」などが施され、実戦復帰まで6カ月を要する見込みという。これにより今季は一度も一軍登板がないままシーズンを終えることになった。

 米大リーグから9年ぶりに日本球界に復帰したものの、4月2日に右肩の筋肉疲労が判明。ようやく5月20日に2軍戦ながら公式戦初マウンドを踏んだが、6回から登板して2イニングを2安打1失点とパッとしなかった。結局、公式戦登板はこの二軍戦1度のみ。それ以降は2度目の二軍戦登板直前に異常を訴えて出場を回避してからはブルペンでの投球すらできなくなっていた。

 松坂については、これまでも何度か当コラムで題材として取り上げている。すでにとっくに見切っていた人も多い中、そのたびに基本的には厳しいながらもエールを送ってきたつもりだが、その我慢も残念ながら限界だ。本人にヤル気が芽生えて復活することを信じ、今まで配慮してあえて明かさなかった話も含め今回はより厳しいトーンで進めていきたい。

一軍登板がないままシーズンを終えることになった松坂大輔(出典:福岡ソフトバンクホークスの公式Facebookページ
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