マーケティングアプリケーションズで購買データを扱う部署にいる「ひな」です。マーケティング界隈では、実購買データを使ったマーケティング戦略立案について盛んに議論されています。実購買データというと、なんだか難しそうな響きがしますが、「日々のお買い物の情報」と考えていただければ。誰が・いつ・どこで・どのくらいの量を・いくらで買ったのかを「大きなデータ」として蓄積し、実際の購買行動がどうなっているのかの分析を行います。
本連載では、当社で運用しているポイントの貯まる家計簿アプリ「レシトク」で収集している「お買いもの情報」を使って、お買いもののリアルをお伝えいたします。
お久しぶりです、ひなです。過ごしやすい気候になってきましたが、みなさんはいかがお過ごしですか? 今年の夏は暑い日が続きましたが、たくさんアイスを食べましたか?
もう10月に入ってしまいましたが、今回のコラムでは、8月に売れたアイスの売れ行きを見ていこうと思います。皆さんの好きなアイスがランキングに入っているか、見てみてくださいね。
アイス購入者全体の中で最も割合が高かったブランドは、「明治エッセル スーパーカップ」(スーパーカップ)でした。2番目が「ガリガリ君」、次が「モナカジャンボ」という結果になりました(※)。
次に、地域別に購入者割合のランキングを見ていきましょう。地域別にみてみると、1位、2位に「スーパーカップ」もしくは「ガリガリ君」がランクインしています。また、3位から5位にかけては、「爽」「モナカジャンボ」「MOW(モウ)」「PAPICO(パピコ)」といったアイスがランクイン。少し意外だったのは、「ハーゲンダッツ」がランクインしているのは関東のみというところでしょうか。
年代別にみてみると、特徴的なのは「パピコ」と「あずきバー」。「パピコ」は50代以上では8位以下でしたが、20代では4位、30代では3位、40代では4位にランクインしています。1974年5月に発売したパピコの特徴は、2つのアイスを分けて食べることができること。あくまで仮説ですが、幼いころに友だちや家族と食べていた人たちが今でも買い続けているのかもしれません。
「あずきバー」は40代以下では14位以下でしたが、50代で9位、60代以上で4位にランクインしています。1973年に発売し、「ぜんざいを固めたアイス」の発想からできたあずきバーは、もしかすると当時20代以上の人たちがいまも食べ続けている……いわゆる“根強いファン”がたくさんいるのかもしれませんね。
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