アイスクリーム市場が活気に沸いている。日本アイスクリーム協会の調べによると、アイスの販売量は年々増加しており、10年前に比べると市場規模は25%も増加。2013年度の販売額も19年ぶりに過去最高を更新し、4300億円を超えたもようだ。
好調の背景には、数年ほど前から続いている「猛暑」と、冬のシーズンに売れている「濃厚アイスの定着」などがあると言われている。また、アイスといえば、昔は子どもが食べるモノといったイメージがあったが、今では大人向けの商品も浸透し、市場が拡大しているのだ。
多くの人に親しまれているアイスだが、どの商品が売れているのだろうか。業界が発表している売れ筋ランキングを紹介しても、あまり面白くないので、今回はレシートのデータを分析して、どんな人たちが買っているのか、どこで買っているのか、いつごろ買っているのか――この3つの切り口で分析してもらった。
ん? どうやって? と思われるかもしれないが、「ReceReco(レシレコ)」というアプリをご存じだろうか。これは、スマートフォンのカメラでレシートを「パシャッ」と撮れば、その場で家計簿をつけられるというもの。この「ReceReco」に登録されている月間200万枚以上のレシートデータを使って、アプリを運営しているブレインパッドの平野健児さんに分析してもらったのだ(※)。聞き手は、Business Media 誠編集部の土肥義則。前後編でお送りする。
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