“冷たすぎる氷のう”が人気 ドウシシャ「ゴリラの冷棒」が20万本見込みプロダクトInsights(1/3 ページ)

» 2026年06月11日 08時00分 公開
[堀内ひろITmedia]

プロダクトInsights

日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。

 生活関連用品を手掛けるドウシシャ(大阪市)が、持ち運び可能な氷のう「ゴリラの冷棒(れいぼう)」を発売した。公式ECサイトや全国の量販店などで販売し、価格は2728円。猛暑対策グッズ市場が拡大する中、“冷たすぎる氷のう”という切り口で、市場開拓を狙う。

photo ゴリラの冷棒(出典:プレスリリース、以下同)

 ゴリラの冷棒は、「インパクト設計」と「おもしろスパイス」をテーマにした「ゴリラシリーズ」の新商品だ。近年はネッククーラーや携帯扇風機など、さまざまな暑さ対策グッズが登場しているが、同社はあえて「氷のう」に着目した。

 背景には、既存市場の“隙間”を狙う発想があったという。

 「当社の水筒開発担当者と、かき氷器の開発担当者が企画しました。ボトル市場が厳しい状況の中でも、光るものを作りたいと考えていたところ、携帯型の氷のうが売れていることを知り、今回の商品開発につながりました」(ドウシシャ)と説明する。

 携帯型氷のうは、SNSをきっかけに人気を広げている。ただ、市場に出回る商品の多くはシリコン製で、「冷たさを感じにくい」「すぐ溶ける」といった不満もあった。

 そこで、同社が採用したのがアルミ素材だ。

photo 氷のう部分の素材はアルミ製

 「既存製品はシリコン製が多かったのですが、当社はステンレス製ボトルなどの知見があったため、熱伝導率の高いアルミに着目しました。シリコン製が約7度だったのに対し、アルミ製は約2度まで下がることを確認しました」(同社)

 約5度の冷感差は、体感にも大きな違いを生むという。アルミ製の氷のうは、短時間で凍る点も特徴で、準備時間の短縮にもつながるとしている。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR