ITmedia デジタル戦略EXPO 2026 夏では、各分野の第一人者や企業の現場でビジネス変革に取り組むリーダーの声を通じて、経営×IT×現場のコラボレーションで全社変革を進めるヒントをお届けします。
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山口伸
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_
吉野家は7月2日から、位置情報を使ったスマホゲーム「ドラゴンクエストウォーク」とのコラボ企画を実施している。専用のセットメニューを注文するとフィギュアをもらえるほか、貯めたポイントでもフィギュアと交換できるキャンペーンだ。グッズはオンラインショップで販売もしている。
こうしたポイント交換制やオンラインショップでの販売は、いわゆる「転売ヤー」対策に有効だと一定の評価を得ている。一方で、セットメニューの企画では転売ヤーの殺到ですぐに売り切れる事態が発生し、SNSで話題となった。今回のコラボ企画では一部、転売ヤー対策が不十分な施策もあったようだ。
7月2日に開始したキャンペーンの目玉は、牛丼&ミニサラダのセット「ドラクエウォークセット」だ。注文すると、全4種のうちランダムで1種類のフィギュアを獲得できる。第1弾の終了予定日は7月15日だったが、多くの店舗で完売したことから7月8日に早期終了した。
同セットはデリバリー・テークアウトを対象外とし、店内飲食かつ1人1食に限定していたものの、一部店舗では複数人で訪れる転売ヤーもみられ、売り切れたようだ。また、開始時間の午前10時に合わせ30分前に入店し、何も注文しないで待ち続ける客もいたという。
2025年にマクドナルドが実施したポケモンカード付きのハッピーセット企画では、テークアウトで複数個を注文する転売ヤーが殺到し、食品が店の内外で放棄された。今回はそうした事態を防げてはいた。しかし、需要分を供給できず、メルカリでの出品も相次いだことから、不十分だったと言わざるをえない。
7月16日に始まった第2弾では、第1弾と異なる4種のフィギュアを提供した。7月29日まで実施する予定だったが、第1弾の状況を踏まえ、7月22日に終了している。
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