船で行く、横浜から羽田・都心部へ 国交省の社会実験、参加者募集

» 2016年04月27日 17時29分 公開
[ITmedia]

 国土交通省は4月27日、横浜市と都心を結ぶ船運実験の参加者募集を始めた。横浜港から羽田空港を経由して水道橋付近に到着する約40キロを一気に結ぶ航路で、5〜6月にかけて運航する。

 都心部と羽田空港を結ぶ観光客向け船運のビジネス性などを検証する社会実験の一環。横浜港のぷかり桟橋から、京浜運河を経由して羽田空港の船着き場に着き、さらに京浜運河を北上し、東京湾、隅田川を経て、水道橋付近の新三崎橋防災船着場を結ぶ。

 今回の運航では、新船「Jetsailor号」が就航。約15.4(長さ)×約3.5(幅)×3(高さ)メートル、重さ約16トンで乗船者数は50人。ぷかり桟橋〜羽田間を1時間、羽田〜新三崎橋防災船着場を1時間50分で移動する。

 乗船料金は横浜〜羽田空港が2650円(土日は4000円)、羽田空港〜水道橋が3000円(同4000円)。申し込みは羽田旅客サービス(HPS)のWebサイトで。

 船運社会実験は昨年から実施し、今回で3回目。東京〜羽田空港〜横浜間を「船旅活性化モデル地区」として都県をまたぐ形で試験運航を行い、検証することで、観光客向け旅客船事業の新規参入や新規航路開設などの新サービス創出につなげるとしている。

photo 新船「Jetsailor号」
photo 実験ルートのイメージ

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