全国のJR・私鉄・空港などが7月19日から、エスカレーターの安全な利用を呼び掛ける「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーンを一斉に展開する。
駅などでエスカレーターを利用する客がバランスを崩して転倒したり、駆け上がったり駆け下りたりした際に他の客と衝突し、転倒させるといったケースが起きているという。
エスカレーターで歩行用に片側を空ける習慣は「片側を空けて乗ることのできないお客にとって危険な事故につながる場合もある」として、手すりにつかまるなど安全な利用を呼び掛けていく。
キャンペーン期間中、安全な乗り方を解説する共通ポスターを駅などに掲示。英語と中国語、韓国語も併記した。8月31日まで。
キャンペーンに賛同する、昇降機関連企業で構成する日本エレベーター協会は、「エスカレーターの安全基準は立ち止まって利用することを前提にしている」として歩行禁止を呼び掛けている。また急停止などでバランスを崩す場合もあるとして、手すりに必ずつかまるよう求めている。
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