デロイトトーマツコンサルティングは4月4日、全世界の小売企業の2015年度の売上高上位250社をまとめた「世界の小売業ランキング2017」を発表した。トップ3は昨年と変わらずWal-Mart Stores、Costco Wholesale、The Krogerが占めたが、Amazon.comが調査開始以来初のトップ10入りを果たすなど、新たな勢力の伸びも見られた。
上位250社の総小売売上高合計は4兆3100億米ドル(約476兆円)、平均小売売上高は172億ドル(約1兆9000億円)、10〜15年度における小売売上高の年平均成長率は5.0%だった。
トップ10のランキングと15年度の売上高は以下。
トップ250入りした日本企業数は30社で、前年の28年からは微増。国内企業でトップ100に入ったのは、イオン(14位)、セブン&アイホールディングス(20位)、ファーストリテイリング(67位)、ヤマダ電機(70位)、三越伊勢丹ホールディングス(90位)の5社だった。
デロイトトーマツコンサルティングは、2017年の小売業のトレンドを「質の良いモノを少しだけ」「(芸能人やブランドの)『フォロー』による経済」「世界におけるリテライゼーション」「オンデマンド・ショッピングとフルフィルメント」「エクスポネンシャルな(指数関数的に成長する)生活」と分析している。
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