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» 2017年04月18日 06時00分 UPDATE

新連載・外食戦争の舞台裏:なぜコロワイドは「かっぱ寿司」を買ってしまったのか (1/4)

かっぱ寿司の経営不振が続けば、コロワイドの屋台骨が揺るぎかねない状況だ。なぜコロワイドは「買収するメリットよりはリスクの方が大きい」(関係者)かっぱ寿司を買ってしまったのだろうか。

[中村芳平,ITmedia]

 外食大手のコロワイドといえば、事実上の創業者の蔵人金男会長が2017年2月下旬に社内報で、「個人的に張り倒したい輩が何人もいる」「生殺与奪の権は、私が握っている」などと過激発言したことで「コロワイドはブラック企業か」と、ネットで大炎上する騒ぎが起こった。

 この社内報が発行される少し前、傘下の「かっぱ寿司」(カッパ・クリエイトが運営)が、17年3月期で59億円の大赤字を出すという決算予想を発表した。

 この結果、親会社のコロワイドも17年3月期の連結最終損益で19億6800万円の赤字を計上する見込みになった。蔵人会長はかっぱ寿司の予想外の大赤字に激怒、上述のような過激発言につながったようだ。蔵人会長はこの後、カッパ・クリエイトの四方田豊社長(当時)を就任からわずか8カ月で解任、新しく取締役の大野健一氏を社長に就けた。大野氏はコロワイド傘下のバンノウ水産社長を務めた鮮魚のプロだ。

photo かっぱ寿司は59億円の大赤字を出すという決算予想を発表した

 コロワイドがかっぱ寿司を買収してからまだ2年3カ月程度だが、蔵人会長はその間にカッパ・クリエイトの社長を3回も交代させている。それだけかっぱ寿司の再生に苦戦しているわけだが、これは異常事態である。このままかっぱ寿司の経営不振が続けば、コロワイドの屋台骨が揺るぎかねない状況だ。コロワイドはかっぱ寿司の再生で読み間違いか、大誤算を冒したようだ。

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