ソニー、「α9」発売 初のセンサーで毎秒20コマ連写「新次元の高速性能」

» 2017年04月21日 14時01分 公開
[ITmedia]

 ソニーは4月21日、レンズ交換式デジタル一眼カメラ「α9」を5月26日に発売すると発表した。世界初のメモリ内蔵フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーを搭載し、ブラックアウトなしで毎秒20枚の連写が可能な「新次元の高速性能」を実現しているという。

photo α9(FE 24-70mm F2.8 GM装着)

 オープン価格で、実売予想価格は50万円前後。

 「Eマウント」を採用するミラーレス一眼カメラ。オートフォーカス(AF)と自動露出(AE)が追従しながら最高20コマ/秒のブラックアウトなし連続撮影を実現。693点の全面位相差センサー、無音・無振動のサイレント撮影機能、5軸のボディ内手ブレ補正機構、デュアルメモリーカードスロット、有線LAN端子──などを搭載する。

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 目玉となる有効約2420万画素の35ミリフルサイズセンサーは、積層化による回路部の拡張とメモリの内蔵により、センサー内の読み出し速度を従来機比20倍以上に高速化。画像処理エンジンとの組み合わせにより、高速な画像処理を可能にした。

 さらに、無音・無振動で最高1/32000秒という電子式アンチディストーションシャッターを、ミラーレス構造のボディーに搭載することで、ミラーとシャッターを駆動した際に起こる光の遮断がない。このため、センサーには常に光が届くことになり、「従来の一眼レフカメラの性能を上回るこれまでにない高速性能を発揮する」という。

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 大容量バッファメモリの搭載で、20コマ/秒連写時に圧縮RAWで241枚、JPEGで362枚の連続撮影が可能という。バッテリー容量は「α7R II」に比べ約2.2倍に拡大した。

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