「ムヒアルファEX」3万本弱を自主回収 プラ片混入で製造元は把握も「ミス」で流通

» 2017年06月13日 18時19分 公開
[ITmedia]

 製薬会社の池田模範堂は6月13日、虫刺され対策用の一般医薬品「ムヒアルファEX」約2万8800本を自主回収すると発表した。製造過程でプラスチック片が混入した可能性があるためだという。

 対象となるのは、6月1日〜7日に出荷された、製造番号が「709」の製品。当該製品は3月21日に製造され、その時点で同社は異物の混入を把握していた。本来は廃棄する予定だったが、「製品の管理が不十分であったため、誤って出荷してしまった」(広報担当者)という。

photo 回収対象の商品

 当該製品の購入者は、同社の回収受付窓口に製品を料金着払いで送付すると、現金書留による返金が受けられる。

photo 回収受付窓口

 プラスチック片は微細であり、重篤な健康被害をもたらす危険性はないという。同社は「現在までに、本件による重篤な健康被害の報告はない」としている。

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