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» 2017年08月01日 18時48分 UPDATE

4〜6月期は増収増益:ホンダ、営業利益を上方修正 円安方向に見直し

ホンダは、2018年3月期の連結営業利益予想を期初計画から上方修正。為替を円安方向に見直した。販売台数計画は据え置き。北米、アジアを中心に、新型車投入で販売台数を増やす。

[加納由希絵,ITmedia]

 ホンダは8月1日、2018年3月期の連結営業利益が前期比13.8%減の7250億円となる見通しを発表した。期初の見通しから200億円上方修正。為替が当初の計画よりも円安で推移していることを反映した。グループ販売台数の計画は据え置き、引き続き新型車投入などにより販売台数を着実に積み増す計画だ。

photo 2017年秋に北米で発売する新型「アコード」

 18年3月期の業績予想は、売上高も3000億円上方修正し、3.6%増の14兆5000億円。純利益は11.6%減の5450億円と、150億円上方修正した。想定為替レートは米ドルで1ドル=107円で、期初の想定よりも2円円安に見直した。

 グループ販売台数は、4輪事業が1.0%増の508万台、2輪事業が6.3%増の1877万台の計画。従来の計画を据え置いた。

新型効果で増収増益

 17年4〜6月期の連結業績は、売上高が前年同期比7.0%増の3兆7130億円、営業利益は0.9%増の2692億円、純利益は18.7%増の2073億円と増収増益だった。販売台数の増加などが寄与した。

 グループ販売台数は、4輪事業が4.5%増の126万7000台。北米でセダン系モデルの販売が苦戦したが、中国で新型「シビック」や新型スポーツタイプ多目的車(SUV)「アヴァンシア」が好調だった。2輪事業は8.0%増の469万9000台。インド、ベトナム、タイで販売を伸ばしたほか、日本では新型車投入効果があった。前年に熊本地震の影響があったことによる反動もあった。

 営業利益は、米国で新型投入を見据えた生産調整によりインセンティブ(販売奨励金)が減少したことや、コストダウンの効果などが増益要因となった。

北米市場は新型車で攻勢

photo 決算を発表したホンダの倉石誠司副社長

 シビックや「オデッセイ」といった主力車種の新型投入が続く北米市場では、主力セダン「アコード」の新型車投入も今秋に控えている。北米では、ガソリン安によりSUVやピックアップトラックなどのライトトラックの販売比率が拡大し、セダンなどの乗用車は厳しい状況。会見した倉石誠司副社長は「シビック、アコードで拡販を図りたい」と語った。ライトトラック系車種についても、新型が好調なSUV「CR-V」やミニバンのオデッセイでさらに販売を伸ばす方針を示した。

 米国のインセンティブについては、市場全体として「上がっている状況」ではあるが、計画通りに推移しているという。倉石副社長は「これからは、アコードやCR-V、オデッセイといった新型車が効いてくる。引き続き抑えていけると思う」という見方を示した。

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