「スマホ広告」表示されたら消す? ユーザーの声は「間違えて押した」多数

» 2017年08月03日 18時54分 公開
[ITmedia]

 スマートフォン向けWebサイトやアプリの閲覧・利用時に広告が表示された際、ユーザーはどのように対応するのだろうか――調査会社マイボイスコムの調査によると、最多だったのは「広告を閉じた」で37.7%。「画面上に関係ない情報が出てくるのが不快」などの意見が集まった。

photo スマホ広告に対して、ユーザーはどう対応しているのか(画像はイメージです)

 次いで多かったのは「広告を間違えてクリックしてしまった」で、32.1%。特に若年層に多く、20〜30代の約5割が「間違えた」と回答していた。

 「閉じる」ボタンを押しにくくなっているなど、ユーザーの押し間違いによって自社サイトに誘導するタイプの広告も存在するが、回答者からは「広告主の信頼を失うことに気付いていないのだろうか」「操作の邪魔」などと批判的な意見が集まった。

 回答者のうち、「広告をブロック・非表示にするアプリを利用している」「広告が非表示になるようにWebブラウザを設定している」など、何らかの対策を講じている人も計約2割存在した。

photo スマホ広告が表示された際のユーザーの対応

 一方、スマホ広告を意図的にクリックし、内容を閲覧したことがある人は13.8%。クリックした広告の内容は、「興味がある商品・サービス・企業に関するもの」が31.4%でトップ。このほか、「過去に利用したサービスなどに関するもの」「キャンペーンなど、お得な情報」「印象に残るもの」などが上位を占めた。

 広告のタイプは「画面の下部に常に表示されるもの」(10.0%)、「画面全体に表示されるもの」「画面上部に常に表示されているもの」(ともに8.0%)などがクリックされやすい傾向がみられた。

 調査は7月1〜3日にかけて、同社の1万1042人のアンケートモニターを対象に、インターネット上で実施した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.