なぜ「目隠しレストラン」が人気なのか長浜淳之介のトレンドアンテナ(1/3 ページ)

» 2017年08月09日 06時00分 公開
[長浜淳之介ITmedia]

 目隠しをして“本当の肉の味”を楽しむステーキレストラン「旬熟成 GINZA GRILL」が人気を集めている。

 ただ目隠しをするだけではない。牛肉が香ばしく焼ける音をヘッドフォンで聞きながら、聴覚を刺激するサービス「リスニングイーツ」を提供している。

 同店は2017年4月にオープン。東京・銀座エリア最大級の商業施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」のレストラン街「ザ・グランギンザ」にある。ザ・グランギンザ自体が「銀座から第6感をも刺激する、トレンドや文化・体験価値の発信基地」をテーマにしているが、まさしくそれに沿った提案だ。

 席数は54席で、年間の売り上げ目標は2億5000万円。反響は大きくランチ、ディナータイムともに連日満席で、順調に予約が入っている。

photo 目隠しして肉を食べる「旬熟成 GINZA GRILL」が人気?

 雑誌やSNSの写真写り、映像映えの良い商品が売れる傾向にあるのは否めないが、リスニングイーツはそうした視覚重視の常識に対する、新たな挑戦である。

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