エイチ・アイ・エス(H.I.S.)は10月16日、ロボットが接客する「変なホテル」を東京や大阪など大都市で展開すると発表した。2017年12月〜19年3月にかけて、訪日外国人客など観光客がターゲットの都市型宿泊ホテルを計10軒オープンする予定。
まずは今年12月15日に、和のテイストを取り入れた「変なホテル東京 西葛西」を東京・江戸川区に開業する。
チェックイン・チェックアウトの手続き、荷物の預かり、空調や照明の調整などの各種サービスをロボットが担い、10人以下の従業員で運営できる点が特徴。新たに展開するホテルはシングルルームの比率を下げ、ツインルームや家族向けの大部屋を増やす。
部屋には、handy japanが提供する無料のレンタルスマートフォン「handy」、テレビのHDMI端子に差し込むと画面上でWebブラウジングが楽しめる米Googleの「Chromecast」、韓国LG Electronics製のクローゼット型衣類リフレッシュ機「LG styler」などの機器を導入して利便性を高め、リピーターの獲得も図っていく。
18年以降は、ロビーにバーを設けた「変なホテル東京 銀座」(東京都中央区)を2月にオープン予定。都内ではその後、4月に浜松町(港区)、7月に赤坂(港区)と浅草橋(台東区)、9月に羽田(大田区)――に開業する。
地方では、18年12月に博多(福岡県博多区)、心斎橋北(大阪府中央区)、心斎橋(同)、19年3月に京都府内に順次オープンしていく予定。
従来はテーマパークの来場者を主なターゲットとし、15年7月に「ハウステンボス」(長崎県佐世保市)内に1号店をオープン。今年3月に東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)付近に2号店、8月にラグーナテンボス(愛知県蒲郡市)の隣に3号店を進出。「初めてロボットが働いたホテル」として、16年11月にはギネス世界記録にも認定されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング