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» 2017年10月30日 18時10分 公開

「ZOZOTOWNの事業規模超える」:ZOZO、プライベートブランドを年内に展開開始 「第2の柱に」

ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイがプライベートブランドを年内に開始すると発表。18年春には米国とドイツにも展開する。「科学やテクノロジーの力で究極のフィット感を実現する」という。

[青柳美帆子,ITmedia]

 ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは10月30日、ファッションプライベートブランド(PB)を2017年内に開始すると発表した。決算会見で前澤友作社長が明かした。スタートトゥデイの第2の収益の柱として育て、「数年内にZOZOTOWNの事業規模を超えたい」という。

スタートトゥデイがプライベートブランドの年内開始を発表

 コンセプトは「科学やテクノロジーの力で実現する究極のフィット感」。ITやIoT(モノのインターネット)などを活用し、ベーシックなファッションアイテムを販売する。「品質と価格のバランスはグローバル最高水準。世界で戦っていける品質と価格付けになっている」(前澤社長)と自信をのぞかせる。ZOZOTOWNのみで販売し、卸、リアル店舗、ショールームなどの展開は行わない。

 国内は17年内、海外は米国とドイツを皮切りに来春から順次スタートする。ロサンゼルスとベルリンに現地法人を設立し、準備を進めているという。ブランド名は後日発表する。

 以前発表したPB構想。「中途半端なPBを出してもしょうがない。全く新しいことをしないといけないという思いから準備に時間がかかった。『ファッションが好きではない』と思っている方に理由を聞いていく中で、根源的な課題を見つけた。PBはその世界共通課題を解決するようなブランド。成功した暁には、世界中のアパレルを超えていくようなブランドになると思っている」と前澤社長は語る。

 ZOZOTOWNに出店している他ブランドとデザインや価格面で競合しないことを心掛けるとともに、「(過去の販売データから参照して)売れているものをそのままコピーして売るような卑劣なまねはしない」という。

 PBの準備のため、2018年3月期第2四半期(17年7〜9月)には投資を断行。生産のための機械設備に9億円、研究開発費に5億円、海外法人の資本金2億円、海外展開のブランディング・マーケティング費用に5億円を投じている。今期の予算には影響はないとしている。

 スタートトゥデイの17年4〜9月の連結業績は、売上高426億円(前年同期比35.3%増)、営業利益138億円(30.6%増)、純利益95億円(18.5%増)。新規出店ブランドや「ツケ払い」サービスなどが好調だった。通期予想は据え置く。

スタートトゥデイの17年4〜9月(=スタートトゥデイ決算資料)

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