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» 2017年12月22日 16時55分 公開

「人生にゆとりを生み出す 知の整理術」:元日本一のニートが伝授する「頑張らずにうまくやる方法」

「頑張っていないのに、自分よりもうまくいっている」……そんな人はもしかしたら「頑張らなくてもうまくやる方法論」を確立しているのかもしれない。「元日本一のニート」が伝授する「勉強法」とは?

[青柳美帆子,ITmedia]

 「自分はこんなに頑張っているのに、なぜかうまくいかない。その一方で隣のあいつは、全然頑張っていないように見えるのに、なんだかうまくいっている……」──そんなモヤモヤを感じたことはないだろうか。私(筆者)はそんな嫉妬心が発生することが結構ある。

 そんな時に読んでいい薬になったのが「人生にゆとりを生み出す 知の整理術」(大和書房/税別1300円)だ。

「元日本一のニート」が「頑張らなくてもうまくいく方法」を伝授してくれる1冊「人生にゆとりを生み出す 知の整理術」

 著者は「元日本一のニート」の異名を持つPha(ファ)さん。現在は一般企業には勤めておらず、シェアハウスの運営と書籍やブログの執筆をして過ごしている。フジテレビのドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」にも出演し、「新しい生き方だ」「いや働けよ」と賛否両論を巻き起こした。Phaさんの文章や生き方はゆるっとしていて、しゃかりきに頑張っているようには見えない。しかし学歴は京都大学卒だし、既に単著を6冊(2017年には3冊)も出している。同窓会で「あいつはいいよな〜、自由で……」と話題になるようなタイプである。

 本書をめくると、冒頭から「一生懸命、必死でがんばっているやつよりも、なんとなく楽しみながらやっているやつのほうが強い」「僕は小さい頃から、ほとんど何かをがんばったことがない」と書いてある。クーッ……となるが、別に自慢ではない。その後に続くのは、頑張らなくてもうまくいくための方法論だ。

 Phaさんは「習慣の力でやる」「ゲーム感覚でやる」「楽しいことだけやる」を前提に、自分なりの勉強法(知識のインプット方法、アウトプット方法)を確立した。紙の本との付き合い方、ノートの取り方、メモ術、アイデア整理術、スケジュール管理など、さまざまなメソッドを紹介する。「ぼーっとする」「散歩する」「昼寝する」などがふんだんに組み込まれているのも特徴。

 中でも面白いのは第2章の「アウトプットの技術」。アウトプットをPhaさんは2つに分け、「軽いアウトプット」を積み重ねていくことで、仕事に使えるアイデアや長い文章などの「重いアウトプット」が生まれると説く。ブログやTwitterを活用して“準備運動”をしつつ、紙やノートでしっかりとした形に整理するという。読むとぼーっとしたくなるし、ブログやSNSを更新したくなる1冊だ。

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