少し前に、セルフブランディングという言葉がはやった。要するに自分をブランド化しようという話である。
もともとの「ブランド」の定義を確認しよう。マーケティングの大家、フィリップ・コトラー(経営学者)による定義は「個別の売り手、または売り手集団の財やサービスを認識させ、競合する売り手の製品やサービスと区別するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはそれらの組み合わせ」である。
ブランドを確立していると、競合と差別化しやすくなる。対外的に品質や特徴を示すシグナルともなる。ブランドの拡張により、成長機会も増加する。競争優位、財務的成果の源泉にもなる。
これは商品・サービスだけでなく。個人でもそうだ。この人は安心できる、信頼できるといったように個人をブランド化できれば、上記のようなメリットを享受できるのではないかというのが、セルフブランディングの考え方だ。
自分のイメージカラーをとことん貫くという技もある。「希望の党」の立ち上げで話題になっている小池百合子都知事などはこのパターンだ。ユーグレナの社長もいつも緑のネクタイをしているぞ。
一昔前に流行った、セルフブランディング
ビジネス書が売れなくなった本当の理由
ビジネス書が売れなくなった理由にはいくつかの通説がある。その中でも特に興味深いのが「既にノウハウが出尽くしたから」「キャリアアップという発想が時代遅れだから」の2つの通説である。
「世の中全て分かっている系」が厄介な理由
「意識高い系」より面倒くさいのが「世の中全て分かっている系」の人である。自分の得意分野と、生きてきた時代を基準に全てを語ろうとするので非常に厄介なのだ。
ビジネス界は「あれはオレがやりました」で溢れている
雑誌のインタビューに出てくる「俺がやりました」的な奴は、疑ってかかったほうが良い。期待するほどそいつは仕事していない。実際は、みんながそれなりに仕事をしているのだ。
BOOWY好きの上司と飲むときに気を付けたいこと
群馬県高崎駅に伝説のロックバンド「BOOWY」と書かれたポスターが現れ、盛り上がっている。サラリーマン的に問題なのは、今月の会社の飲みの席で、男性上司から高い可能性でこの話題が出ること、それにどう対応するかということではないだろうか。
「残業(長時間労働)は仕方ない」はもうやめよう
電通の新入社員が過労自殺するという事件が起こり、話題になっている。政府はいま「働き方改革」を進めて長時間労働の是正に取り組んでいるが、繰り返されてきたこの問題を本当に解決できるのだろうか。労働問題の専門家、常見陽平氏に話を聞いた。
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