約30年前にロックバンド、ユニコーンの「大迷惑」という曲が話題となった。結婚し、マイホームまで手に入れた社員が、ある日突然、単身赴任を言い渡されるという内容で、社畜の悲哀を歌った曲である。今思うと結婚してマイホームを持っている時点で勝ち組だし、転勤があるような大きな会社で働けているのなら良いじゃないかというツッコミもあるが。
異動がない方がキャリア形成のしやすさ、生活との両立などからもメリットがあるという論がある。特に、育児、介護などの事情を抱えている場合、異動を命じられた際には下手をすると退職などを決断しなくてはならないこともある。
もっとも、この異動によって自分の道が開けることもある。自分には向いていないと思っていた事業部、職種へ異動することにより、新たな強みを身に付けたり、キャリア観が変わる。人間関係もリセットできる。
転職を考えている人には、異動という「社内転職」の選択肢も視野に入れてもらいたい。会社を変えずに、環境を変え、新たなチャレンジをすることができるからだ。社内でのことなので、会社を移る転職に比べると情報も得やすい。部門ごとの組織風土、課題、キーマンは誰なのかも把握しやすい。だから、転職と比べるとミスマッチを解消しやすいし、ギャップも生まれにくいのだ。
今回は希望の部署に異動するための「異活」についてお伝えする。
希望の部署に異動するための「異活」とは?
- 上司は「ムリゲー化」する仕事に立ち向かっている
マネジメントの難易度が上がっている中で、上司の仕事が「スペランカー化(ムリゲー化)」している。部下は、このような「スペランカー上司」を支えなくてはならない時代となっているのだ。
- 「世の中全て分かっている系」が厄介な理由
「意識高い系」より面倒くさいのが「世の中全て分かっている系」の人である。自分の得意分野と、生きてきた時代を基準に全てを語ろうとするので非常に厄介なのだ。
- あなたの会社は若者から魅力的に見えていますか?
2018年度の新卒採用が既に盛り上がりを見せている。「新卒の採用なんて関係ねえよ」というサラリーマン諸君も多いことだろう。しかし、サラリーマンとしての保身のためにも、少なくとも自社の採用については関心を持つべきだ。
- ビジネス界は「あれはオレがやりました」で溢れている
雑誌のインタビューに出てくる「俺がやりました」的な奴は、疑ってかかったほうが良い。期待するほどそいつは仕事していない。実際は、みんながそれなりに仕事をしているのだ。
- BOOWY好きの上司と飲むときに気を付けたいこと
群馬県高崎駅に伝説のロックバンド「BOOWY」と書かれたポスターが現れ、盛り上がっている。サラリーマン的に問題なのは、今月の会社の飲みの席で、男性上司から高い可能性でこの話題が出ること、それにどう対応するかということではないだろうか。
- 「残業(長時間労働)は仕方ない」はもうやめよう
電通の新入社員が過労自殺するという事件が起こり、話題になっている。政府はいま「働き方改革」を進めて長時間労働の是正に取り組んでいるが、繰り返されてきたこの問題を本当に解決できるのだろうか。労働問題の専門家、常見陽平氏に話を聞いた。
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