「シャドバ」新カードで他社デザイン“転用”発覚 Cygamesが謝罪MTGのカードから

» 2018年03月13日 18時39分 公開
[ITmedia]

 スマートフォン向けカードゲーム「Shadowverse(シャドウバース)」を運営するCygamesは3月13日、同タイトルに登場予定のカード「浄化の聖弾」のイラスト制作を担当した外部デザイナーが、米Wizards of the Coastのカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」(MTG)のものを転用していたとして、謝罪した。「納品時のチェックが十分でなかったことが原因」という。

photo 「Shadowverse」の公式Webサイト

 「浄化の聖弾」は、3月29日リリース予定のカードパック「Dawnbreak,Nightedge/起源の光、終焉の闇」に収録予定の新カード。Cygamesは10日に、台湾のWeb番組や公式Twitterアカウントで同カードなどのデザインを先行公開していた。

 すると、公開後に視聴者などから「浄化の聖弾」がMTGの一部カードイラストに酷似しているとの指摘が相次いだ。指摘を受けてCygamesが聞き取り調査をした結果、外部デザイナーが転用を認めたという。

 Cygamesは今後、同カードのイラストを修正してリリースする予定。

 現時点では、同カード以外は他社コンテンツの転用や権利侵害は確認されていないという。今後の調査で判明した場合は適切に対応し、詳細を報告するとしている。

photo Cygamesによる謝罪文

 同社は「『Shadowverse』に関わる内外スタッフに対し、制作過程における法的な権利処理により一層の注意を払うよう通達いたします。イラスト納品時のチェック体制も強化し、問題の防止に努めてまいります」とし、「お客さま、関係者の皆さまに多大なご迷惑をおかけいたしましたことを重ねておわび申し上げます」と謝罪している。

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