インタビュー
» 2018年04月10日 07時00分 公開

使いやすく、力強く:開発担当に聞く SUBARU新型「フォレスター」の個性 (1/3)

SUBARUの新型「フォレスター」が3月末、米国で初公開された。SUVの需要が伸びる米国市場でファミリーユーザーを取り込む。開発コンセプトやデザインについて、開発責任者とデザイン担当者に聞いた。

[加納由希絵,ITmedia]

 SUBARU(スバル)の主力スポーツタイプ多目的車(SUV)の新型「フォレスター」が3月末、米国で初公開された。SUVの需要が伸びる米国市場に2018年秋に投入し、ファミリーユーザーを取り込む。日本での発売に向けても、期待が高まっている。

 SUV競争が激化する米国市場で、どのように価値を高めていくのか。開発コンセプトやデザインについて、開発責任者の商品企画本部プロジェクトゼネラルマネージャー、布目智之氏と、デザイン部の大関透氏に聞いた。

photo 3月末に初公開された新型「フォレスター」

子育て世代に照準、後席も快適に

――フォレスターは米国でどのように使われているのですか。

布目氏: 米国では50代以上の方が使われることが多いです。一方、もっと下の世代にも使ってもらえると考えています。今回の新型車では、子育て世代の方々が快適に使えるようなものを提供できるように意識しました。

――新型フォレスターについて、従来と大きく変えた部分はどこでしょうか。

布目氏: 安全性など、従来の良さを引き継ぎながら、乗る人全員の快適性をより重視しました。前席だけでなく、後席でも広く快適に乗ってもらうため、前後の座席間のスペースを広くしています。これまでよりもゆったりとした姿勢で座れるようにしました。また、後席用の空調やUSBポートなど、後席に座ったときに快適に使える装備も備えています。

――それでは、車両全体としては大きくなっているのですか。

布目氏: 前後のタイヤ間の長さは約30ミリ広がっているのですが、車両全体の長さは、約15ミリしか増えていません。居室空間は確保しながら、エンジンなど部品のスペースやバンパーなどの部分で寸法を詰め、全長が大きくなるのを抑えています。室内は広くして、全体はできるだけ小さくする、ということに取り組みました。

 小さなことの積み重ねによって、内寸が大きくて外寸が小さいクルマができたと思います。

――後席の快適性を高めたのは、ファミリーユーザーを意識しているからですか。

布目氏: 子どもが1人でもいれば、後席を使います。その子が成長する過程で、ずっと快適に乗っていられることが、このクルマには求められているのです。そのような意見が調査によって出てきたので、それを具体化することを大事にしました。

photo SUBARU新型「フォレスター」開発責任者の布目智之氏(左)と、デザイン担当者の大関透氏
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