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» 2018年06月07日 06時00分 公開

新商品を続々発売:亀田の柿の種が必死で取り組む「ブランドの老齢化」対策 (1/2)

「亀田の柿の種」シリーズが膨張を続けている。「モスバーガー監修のてりやきバーガー風味」「CoCo壱番屋監修のカレー風味」といったコラボ商品だけでなく、プレミアムな柿の種や英国風パブチェーン「HUB(ハブ)」専用の柿の種を次々と投入している。背景にはどのような狙いがあるのだろうか。

[昆清徳,ITmedia]

 「モスバーガー監修のテリヤキバーガー風味」「CoCo壱番屋監修のカレー風味」「焦がしラー油風味」「パドロン風味」「ローストアーモンドミックス」――これらは亀田製菓が発売した柿の種関連の商品だ。亀田の柿の種といえば、スタンダードな「亀田の柿の種」「亀田の柿の種 わさび」「亀田の柿の種 梅しそ」の“御三家”が定番商品だが、いったいなぜこのような商品を次々と打ち出しているのだろうか。

photo 店頭に並ぶ亀田の柿の種

 亀田製菓はここ数年、ユニークな柿の種関連商品を投入し続けている。いくつか列挙してみよう。

 6月9日から「亀田の柿の種 パドロン風味」(250円、税込)を英国風パブチェーン「HUB(ハブ)」限定で提供する。パドロンとはスペイン原産のトウガラシ品種の1つで、フレッシュな風味が特徴だ。同社にとって、飲食店向けの商品開発は初めてとなる。広報担当者が「亀田の柿の種のブランド戦略の一環として、利用シーンの拡大を狙っております」と説明するように、家庭用以外での消費拡大を見込んでいる。

 期間限定商品も続々と登場している。2017年5月に「亀田の柿の種 CoCo壱番屋監修カレー」、18年2月に「亀田の柿の種 焦がしラー油風味」、18年5月に「亀田の柿の種 テリヤキバーガー風味」(いずれも6袋詰、参考小売価格280円前後)をそれぞれ発売した。いずれも売れ行きは好調で「お客さまから『通年販売にしてほしい』との声もいただいている」(広報担当者)という。

 9月24日には柿の種とピーナッツの味わいを同時に楽しめるひと口サイズの新商品「亀田の柿の種 タネザック」(150円、税込)をコンビニを中心に投入することが決まっている。どこにでも気軽に持ち運びできるように、カップ状の容器に入っている。

 16年には亀田の柿の種発売50周年を記念し、百貨店と組んでプレミアムな柿の種「タネビッツ」シリーズを開発。柿の種にチーズパウダーを溶かしたしょうゆをつけて、チーズパウダーをふりかけた「TANEBITS チーズ醤油(ローストアーモンドミックス)」(税込540円)などを発売している。

photo 高級ブランドの「タネビッツ」シリーズ
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