W杯金星で「大迫半端ないってTシャツ」が人気沸騰 その由来は?メルカリで売り切れ続出

» 2018年06月20日 16時22分 公開
[ITmedia]

 サッカーのワールドカップで強豪コロンビアを相手に勝利した日本代表。日本中が歓喜に沸く中、試合前後からとある“Tシャツ”の人気が高まり、ネット上でちょっとした話題になっている。

photo 「大迫半端ないって Tシャツ」(=製作元「EXFA」の公式通販サイトより)

「大迫半端ないって Tシャツ」とは?

 そのTシャツとは「大迫半端ないって Tシャツ」。コロンビア戦で決勝ゴールを決めた日本代表FW・大迫勇也選手の応援グッズだ。ただ、大迫選手本人ではなく、同選手が高校時代に対戦したライバルの顔がプリントされている。

 どういうことか。約10年前の「第87回全国高校サッカー選手権」(2008〜09年)で、大迫選手を擁する鹿児島城西高校は、兵庫県の滝川第二高校と対戦。当時からその名をとどろかせていた大迫選手が2ゴールを決めて6対2で勝利した。

 すると試合後のインタビューで、敗れた滝川第二高校の主将が涙ながらに「大迫半端ないって。ほんま半端ないって」と悔しがった。主将が何度も「大迫半端ない」と叫ぶ様子はお茶の間に流れて話題となり、YouTubeなどでも繰り返し再生された。

 対戦選手が悔しがる姿は、10年の時を経て、いつしかTシャツや横断幕、旗などにデザインされるようになった。身に付けてスタジアムに足を運ぶサポーターも増えた。

photo リニューアルされた「大迫半端ないって Tシャツ」(=製作元「EXFA」の公式通販サイトより)

Twitterでも「Tシャツ着てるよ」「欲しい」と話題

 今回のワールドカップでも、「大迫半端ないって Tシャツ」を着て現地やスポーツバーで観戦するサポーターが続出。コロンビア戦で決勝ゴールが決まると、Twitterでは「大迫半端ないって」がトレンド入りした。

 試合から一夜明けた現在も、Twitter上には「あのTシャツが欲しい」「バカ売れしそうだ」「気合いが入りすぎて、今着ている」「自分の顔じゃないのに、大迫選手はサインしてくれるらしい」――といった投稿でにぎわっている。

通販サイトや「メルカリ」では売り切れも

 Tシャツの売れ行きも伸びており、製作元のアパレルブランド「EXFA」の公式通販サイトでは、旧デザインのTシャツが一部カラー以外は売り切れ状態に。この機に乗じ、やや意匠を変えた新デザインも発売されている。

 フリマアプリの「メルカリ」では約90件の「大迫半端ないって Tシャツ」が出品されているが、ほぼ全てが売り切れ。メルカリ運営元から報道陣に「『大迫半端ないって Tシャツ』が人気です!」との知らせが届く事態になった。

photo メルカリでは売り切れ状態に

 オークションサイト「ヤフオク!」ではTシャツこそ出品されていないが、「大迫半端ないって ステッカー」が複数取引されている。

 日本代表は25日にセネガル代表と、28日にポーランド代表と対戦する(ともに日本時間)。2大会ぶりの16強進出はなるのか。大迫選手の“半端ない活躍”に注目したい。

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