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» 2018年06月28日 18時46分 公開

売り上げが2割もアップ:「プレ金」が低調なのに月末金曜に串カツ田中がにぎわう理由 (1/2)

2017年2月にスタートした「プレミアムフライデー(プレ金)」。定着はイマイチなのに、串カツ田中のプレ金キャンペーンは好調だという。いったい、なぜなのか。

[昆清徳,ITmedia]

 2017年2月にスタートした「プレミアムフライデー(プレ金)」。当初は、プレ金需要を見込んだ飲食店や百貨店の取り組みが注目されたが、その後は低調な状態が続いている。

 実際、プレミアムフライデー推進協議会事務局が18年2月に発表した「プレミアムフライデー1年間の振り返り」によると、プレ金が「消費喚起や働き方改革に取り組む企業には一定の効果があった」としつつも、「消費喚起のキャンペーンを縮小・中止する企業も一部あり、定着にはさらなる取り組みが必要」と分析している。

 そんななか、串カツ田中のプレ金セールが好調というが、背景には何があるのだろうか。

photo 串カツ田中のプレ金キャンペーン

 串カツ田中を運営する串カツ田中ホールディングスの発表によると、毎月実施しているプレ金キャンペーンは好調で、通常の金曜日とくらべ、平均して売り上げが20%前後アップする状態が継続しているという。

 通常、店舗がオープンする時間は午後5時だが、キャンペーン当日は午後3時となる。さらに、「おばけレンコンプレゼント」「本気じゃんけん勝ったら串カツプレゼント」といったように、毎月、実施するイベントを変えている。プレ金に来店できないお客に向けて、同じ週の別の日に午後6時までの来店で串カツが108円(税込)になる「プレミアムWEEK」という企画なども手掛けている。

 プレ金キャンペーンが好調な理由について同社広報は「お客さまに『月末金曜日に、串カツ田中で何かキャンペーンをやっているだろう』という認知度が広まってきたからではないか」と分析している。

 串カツ田中はプレ金需要を積極的に取り込む施策に取り組んできた。例えば、プレ金が正式にスタートする1カ月前に1回目のキャンペーンを開始し、多くのメディアに取り上げられた。こういった姿勢が他団体にも注目され、プレ金を推進するイベントで串カツを提供したこともあったという。

 直近では、プレ金ではなく、店舗数が200店舗を超えたキャンペーンとなる「田中のプレ金、休みます」というイベントを6月29日に開催する。これは、実質的にはプレ金キャンペーンと同じなのだが、あの手この手の施策を打ち出してきた成果が定着してきているのだ。

photo 「田中のプレ金、休みます」キャンペーン
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