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» 2018年07月03日 16時30分 公開

池袋本店など4店舗:24時間営業“再開”のジーンズメイト 深夜にどんな需要がある?

ジーンズメイトは7月から、4店舗で24時間営業を再開。2017年5月に一部店舗で実施していた24時間営業を終了していた。営業時間を短縮する動きが目立つ中、深夜営業にどのような需要があると考えているのか。

[加納由希絵,ITmedia]

 衣料品チェーンのジーンズメイトは7月から、都心部の4店舗で24時間営業を再開した。以前は一部の店舗で24時間営業を実施していたが、働き方改革が社会的に広まってきたことなどによって、2017年5月に終了していた。営業時間を短縮する動きが目立つ中、深夜営業にどのような需要があると考えているのか。同社に聞いた。

photo 6月から24時間営業を再開したジーンズメイト池袋本店(東京都豊島区)

深夜のお店に外国人観光客が集まる

 24時間営業を再開したのは、池袋本店(東京都豊島区)、蒲田店(東京都大田区)、川崎駅前店(川崎市)、立川店(東京都立川市)の4店舗。池袋本店は6月から先行して実施している。これらの店舗は、採算が取れる売り上げ規模であることに加え、24時間営業の需要があると判断した。

 では、どのような需要があるのか。担当者によると、地域によって需要は異なるという。池袋本店では、「インバウンドのお客さまの需要が見込める」(担当者)。24時間営業をやめていたころも、閉店時間は午後11時と遅かったため、他の衣料品店が閉まる午後9時以降に来店する外国人観光客が多く、深夜の需要はあった。

 都心で外国人観光客の数は増えており、ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを深夜に訪れる観光客も多い。深夜営業のニーズがあると考えた。

 蒲田、川崎、立川については、「地元のお客さまの来店が多いエリア」(担当者)。長年、24時間営業で店舗を構えてきたことから、地域の人の認知度も高い。昔から利用している層に再度アプローチする。

photo 24時間営業を再開して、外国人観光客や昔からの利用者の利便性を高める(ジーンズメイトのプレスリリースより)

“期間限定”復活で想定以上の効果

 年末年始と春休みの時期に1週間〜10日の期間限定で24時間営業を再開したところ、その期間の売り上げは前年実績を上回り、想定以上だったという。そこで、効果が高そうな店舗に絞って24時間営業を再開することにした。

 深夜の時間帯は、人員配置や勤務シフトを調整することで営業し、以前と比べて負担が重くならないようにする。もともと時給の高さなどを理由に深夜勤務を希望していた人は、24時間営業の終了時に昼間の勤務に変更していた。そのような人に深夜勤務に戻ってもらったり、一部の社員が交代で勤務したりする。「労働時間が長くなるわけではない」という。

 「24時間営業を再開した店舗では、深夜時間帯の売り上げ目標をクリアしている」(担当者)と、滑り出しは好調のようだ。ターゲット層に合った施策で、利便性の向上を狙う。

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