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» 2018年07月11日 15時30分 公開

商品の体験会も人気:御用聞きにミニ四駆大会 コジマ復活のカギは“リアルな接点” (1/2)

業績不振に陥っていたコジマが復活しようとしている。ミニ四駆大会や商品の体験会を積極的に開催するだけでなく、顧客の御用聞きサービスにも取り組む。拡大するネット通販との差別化は成功するのだろうか。

[昆清徳,ITmedia]

 業績不振からビックカメラ傘下となったコジマが、復活を遂げようとしている。

 2017年9月〜18年5月期の単独決算は純利益が前年同期比2.8倍の19億円となった。さらに、17年3月〜18年3月までの月次売上高も、ほとんどの月で前年比を上回っている(POSレジベース)。

 業績好調の理由として同社は「スマートフォン、ゲーム機が好調に推移したことに加え、洗濯機、冷蔵庫、エアコンなどが堅調に推移したため」と分析するが、約3年前から本格的に取り組んでいる体験型の展示と御用聞きサービスが顧客に支持されている点も見逃せない。

photo 復活しつつあるコジマ(出所:コジマ公式Webサイト)

実演したら高圧洗浄機がバカ売れ

 コジマは基本方針として「モノからコト軸への提案」を進め、体験価値を重視した展示や接客を充実させている。

 例えば、高圧洗浄機の体験会を開催したり、顧客が電動自転車の性能を体感できるような場を提供したりしている。商品の体験会を開催すると「飛ぶように売れる」(同社広報)という。コジマはロードサイド型の店舗が多く、広い駐車場を生かした体験型イベントを開催しやすい環境にあるのだ。

 店頭イベントにも力を入れている。特に近年盛り上がっているのが「ミニ四駆大会」で、全国各地の店舗で開催している。参加費は無料で、18年大会からは従来の中学生以下のジュニアクラスに加え、高校生以上が参加できるオープンクラスを新設した。ミニ四駆コースを常設している店舗もあり、広報担当者は「コジマに来店されるお客さまは親子連れが多いです。現在、ミニ四駆は第3次ブームが到来しており、第2次ブームを経験した父親にも喜ばれています」と説明する。ミニ四駆自体は単価が安く売り上げが大きく伸びる商品ではないが、親子で楽しめるイベントが来店動機につながっている。

photo ミニ四駆大会も開催(出所:コジマ公式Webサイト)
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