ソフトバンク、Pepperに続く2代目ロボット発表 自動運転の掃除ロボ「Whiz」法人向けの小型ロボ

» 2018年11月19日 12時19分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクロボティクスとソフトバンクは11月19日、自律走行が可能な清掃用ロボット「Whiz(ウィズ)」を発表した。複数のセンサーを搭載したバキュームクリーナーで、人・壁・障害物を自動で避けながら汚れを吸い取る点が特徴。オフィスや業務フロアへの導入を想定する。採用難や高年齢化によって人材不足が続く、清掃業界の現状を改善する狙いがある。

photo 清掃用ロボット「Whiz(ウィズ)」(=ニュースリリースより)

 ソフトバンクロボティクスが開発・提供するロボットとしては、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」に続く2代目。2019年2月に申し込み受け付けを始め、同年3月から月額2万5000円でのレンタルサービス(60カ月契約)を展開する予定。

 ソフトバンクグループのファンド「SoftBank Vision Fund」が投資する、米Brain Corp.の自動運転技術を生かした清掃技術「AI清掃PRO」に対応。一度同機を手押しして清掃エリア内を巡回すると、自動的に地図データを作成・記憶する。二度目以降はスタートボタンを押すだけで、記憶した地図データを基に清掃ルートを自律走行する。

 最高速度は時速2.5キロ。サイズは455(全長)×474(全幅)×653(全高)ミリと比較的コンパクトで、「小さい部屋などでも小回りよく清掃できる」という。重量は32キロで、最大4リットルの集じんに対応する。

photo 「Whiz(ウィズ)」のスペック(=ニュースリリースより)

 「パワーモード」「ノーマルモード」を備え、清掃エリアの状況に応じて出力を調整できる。フル充電に要する時間は約5時間で、駆動時間はパワーモードが約2時間、ノーマルモードが約3時間。

photo 人型ロボット「Pepper(ペッパー)」(=2017年2月撮影)

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