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「ブランドビジョン」を構成する“7つの要素”とは:「売れる商品」の原動力(1/3 ページ)
ブランディングがうまくいかない企業は、パーソナリティーが曖昧です。人気のあるブランドやお店というのは、技術や商品の確かさだけでなく、世の中から見た“ビジョン”がハッキリしています。
集中連載:「売れる商品」の原動力
この連載は、書籍『「売れる商品」の原動力―インナーブランディングの思想』(論創社)から一部抜粋、再編集したものです。
元電通社員として、数多くの新商品の開発・事業戦略の構築に関わった著者が、キーワード“誇りと愛着”を駆使して、ジェクトワン・ニビシ醤油・伊那食品など成功企業の秘密を解明。
企業や地域といった組織が、永続的な発展に向けて取り組むべきことを分かりやすく紹介します。
「ブランドビジョン」を構成する7つの要素
「独自性=(らしさ)」こそ「ブランド」の源泉であること。「独自性」を発見し、「独自性」を磨きあげていくことが、その企業が成長し続けるために不可欠であること。その「独自性」は、常にビジョンとして現在から未来へ向かって思い描かれ、実行されるべきこと。そして、すべての照準は“社員と会社がお互いに幸福である状況”に定められなければならないこと。
これが、前回まで述べたことです。
では、この「ビジョン」をどのように設定していけばいいのか、より具体的に、「ビジョン」の構造について考えながら説明したいと思います。つまり、思い描くべき“ブランドビジョン”を構成する要素とは何か、ということです。
この要素は、次のようになります。
- そのブランドのポテンシャル/強み(潜在的能力)
- ブランドのもつ人格(パーソナリティー)
- 象徴的なことがら(シンボル)
- ブランドが具体的に提供するもの(機能的価値)
- 喜んでもらいたい人の価値観(ターゲット価値観)
- ターゲットがいだく喜び(情緒的価値)
- ブランドとターゲットが築くべき関係性(関係性)
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