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ヤフオク!、転売目的のチケットを出品禁止に:ガイドラインに明文化
ヤフーがオークションサービス「ヤフオク!」のガイドラインを改訂。転売目的で入手したチケットの出品を禁止した。
ヤフーは11月8日、オークションサービス「ヤフオク!」のガイドラインを改訂し、転売目的で入手したチケットの出品を禁止した。
同日付で「ガイドライン細則」の「B.出品禁止物」の項目に「18.転売する目的で入手したと当社が判断するチケット」と明記した。従来もヤフーが不適切と判断した出品物は削除してきたが、規則として明文化することでチケット転売防止をさらに強化する。
このほか、チケットの取引には(1)出品する際はカテゴリーを「オークション > チケット、金券、宿泊予約 > 興行チケット」とすること、(2)出品者が既にチケット代金を支払い済みであること、(3)代金支払い済みであってもチケットが手元にない場合は、その旨を商品説明欄に明記すること――などの規則が設けられている。
ネットの普及で、業者や一部ユーザーがオークションサイト上でチケットを高額転売するケースが問題化。今年5月には日本音楽制作者連盟など5団体が音楽コンサートの公式チケットリセールサイト「チケトレ」をオープンするなど、転売防止に向けた取り組みも進められている。
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