消費者が「最も利用したい」と考える宅配事業者は、ヤマト運輸が51.2%でトップ――調査会社マイボイスコムの調査でこんな結果が出た。「ドライバーの対応に悪い印象がない」「お届け予定通知や日時の変更確認メールが来るため便利」などの意見が集まった。
ヤマト運輸はこのほか、顧客対応の良さ、サービスの革新性、信頼性などの項目でもトップだった。
2位は日本郵便で16.5%。「深夜や土日も対応してくれる。再配達も夜遅くでもやってくれる」などの声が寄せられた。フリマアプリ「メルカリ」向けの配送サービス「ゆうゆうメルカリ便」の利便性を評価する意見もあった。
3位は佐川急便で4.7%。「ドライバーの対応が素晴らしい」などと接客面の評価が高かった。
過去1年間に実際に利用した宅配事業者は、ヤマト運輸(92.1%)、佐川急便(76.4%)、日本郵便(75.0%)の順に多かった。「カンガルー便」を提供する西濃運輸(15.7%)や「フクツー宅配便」の福山通運(8.0%)なども挙がった。
宅配サービスの利用頻度は「月に2〜3回」(31.6%)、「月に1回」(20.2%)、「2〜3カ月に1回」(17.0%)。高年齢層の利用頻度が高い傾向があった。
調査は11月1日〜5日に、アンケートモニター1万969人を対象にインターネット上で実施した。
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