特集
2004/01/20 18:00:00 更新
特集:第3回 サンプルで学ぶCosminexusによる業務指向スタイル開発の流れ (7/7)
Webアプリケーションのプロパティ設定
JBuilderでWebアプリケーションを作成するには、プロジェクト上にWebアプリケーションアイコンを配置します。war形式のアーカイブ作成やweb.xmlエディタが使用可能になるなど、Webアプリケーション作成に便利な機能が利用できるようになります。
1. JBuilderのメニューから「ファイル」→「新規」を選択すると、「オブジェクトギャラリ」ウィンドウが表示されます。続けて「Web」タブ内の「Webアプリケーション」アイコンを選択し、「OK」をクリックすると、「Webアプリケーションウィザード」が表示されます(画面15)。
2. 作成されたWebアプリケーションアイコンを右クリックして「プロパティ」を選択します。「WebApp」タブのwarファイルに含めるファイルタイプの指定や「ディレクトリ」タブの「WEB-INFディレクトリおよびサブディレクトリの内容を含める」にチェックなどをします(画面16)。
web.xmlの作成
Webアプリケーションではweb.xmlが必要になります。web.xmlエディタを使用することでビジュアルな操作で簡単にweb.xmlが作成できます。
1. コンテキストパラメータの設定として、キー名称に「appl.props.type」、値に「WEB_RESOURCE」を指定します。
2. サーブレットの設定として、MainServletというサーブレットを作成します(画面17、18)。
Webアプリケーションの動作確認
JBuilder上のWebアプリケーションのリソース環境が整えば、次にビルドを行います。これまでの設定によりWebアプリケーションがwarファイルにアーカイブし、最終的に生成されるのです。最後に、生成したwarファイルを実行(デバッグ)環境にデプロイし、動作確認をします。
1. 次の場所にwarファイルを配置します
|
2. 次のコマンドで、実行環境となるWebアプリケーションサーバ(名称:MyServer)を起動させます
[インストールディレクトリ]\CC\web\bin\cjstartweb MyServer |
3. Webブラウザで動作確認をしてみましょう(画面19、20)
ここではサーバ上でアプリケーション結果を見ていますが(localhost)、もちろん本来の形であるクライアントからの参照でも同じように見えるはずです。
ここまでで、Cosminexusが提供する開発ツールを利用した業務指向スタイルによるWebアプリケーション開発手順は以上です。このほかにも、実際のビジネスシーンではEJBやWebサービスを利用するケースがあると思います。Cosminexusではそのようなシーンにも対応できる高機能さを持ち備えています。
最初は簡単なサンプルからのスタートになると思いますが、経験を積むことで実用的な業務アプリケーションが作成できるようになることを願います。
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[清野泰正,ITmedia]
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