三菱商事、暗号化ソフト「リエンクリプション NXT」の新バージョン発売

三菱商事は8月10日より、適用環境を広げたファイル暗号化ソフトウェアの新バージョン「リエンクリプション NXT 2.0」の販売を開始する。

» 2004年08月03日 18時39分 公開
[ITmedia]

 三菱商事は8月10日より、ファイル暗号化ソフトウェアの新バージョン「リエンクリプション NXT 2.0」の販売を開始する。

 リエンクリプション NXTは、2003年末より販売が開始されたファイル暗号化ソフトで、アプリケーションに左右されることなくさまざまなファイルの暗号化が可能な点が特徴だ。特定のクライアント端末に保存するファイルをすべて強制的に暗号化し、端末の盗難や情報漏洩に備える機能や、アプリケーションや各種デバイスの利用を集中制御する機能も備えている。

 新バージョンでは、これまで利用に必須となっていた専用の暗号化サーバ「ReEncryptionコンテンツサーバー」がオプション化された。これにより、プラグインなどを加えることなく、SambaやWindowsサーバを利用した通常のファイルサーバでも暗号化機能を利用できる。つまり、既存の環境や業務フローを生かしながら、暗号機能を導入できる。

 リエンクリプション NXT 2.0の価格は、前バージョン同様、サーバ一式と10クライアントライセンスを組み合わせたエントリーパッケージは50万円からとなっている。

 なお三菱商事は、10月をめどに、デバイスやメディアへの書き出しや、暗号化されたファイルの復号化といった作業のログを収集する機能を追加する計画だ。

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