JR北海道がメインフレームシステムをUnbreakable Linuxで刷新

日本オラクルとミラクル・リナックスは、JR北海道がこれまでメインフレームで稼動させていたアプリケーションをUnbreakable Linuxに移行させたことを明らかにした。

» 2004年08月18日 20時40分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルとミラクル・リナックスは8月18日、北海道ジェイ・アール・システム開発と共同で北海道旅客鉄道(JR北海道)向けのメインフレームシステムをオープンシステムへとダウンサイジングしたことを明らかにした。新しいシステムは、Oracle9i RAC(Real Application Clusters)、Oracle9i Application Server、JDeveloper、およびMiracle Linuxといった「Unbreakable Linux」を基盤として採用している。

 JR北海道では、これまで1日の列車乗客数を集計し、報告するシステムや車種ごとの走行距離や燃料、電力などを報告するための運転統計システムにメインフレームを利用しており、その老朽化や高価な運用コストなどが課題となっていた。

  北海道ジェイ・アール・システム開発は、今後更新を控えているシステムにもオラクルのテクノロジーを横展開していく計画という。なお、8月30日、京王プラザホテル札幌で開催される「Oracle Java Extreme 2004 Hokkaido」で詳しく事例紹介されるという。

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